チベット仏教普及協会
《ポタラ・カレッジ》
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集中講座シリーズ:「カーラチャクラ」の行法
今回の集中講座では、吉祥カーラチャクラ尊の祈願文とパンチェン・ラマ三世ロサン・ペルデン・イェシェーがお書きになった成就法について解説します。
祈願文にはカーラチャクラ全体について説かれています。生起次第・究竟次第の両方の実践が含まれており、詩としても美しい祈願文です。
カーラチャクラの教えは「開かれた秘密の教え」と言われています。密教の教えは秘密にすべきものですが、カーラチャクラの教えは多くの人々に明らかに示すことが許されています。そのため、無上瑜伽全般について学ぶときにも、カーラチャクラの密教経典を参考にすることができると思います。
今回解説する成就法の中にも、生起次第の前行や曼荼羅最勝王、羯磨最勝王、滴の瑜伽、微細瑜伽などが説かれ、トルマ供の必要性についても説明されています。
カーラチャクラの教えは、欲望の強まっている時代のための教えであり、この現代によく 合う教えです。
ダライ・ラマ14世はこれまでに34回カーラチャクラ大灌頂を授けてこられ、一度の灌頂に何十万人もの参加者が集まったこともありました。
私たちがこの成就法を学んで、日々の実践に生かすことができれば、自分と他者のために 役立つことは間違いありません。
カーラチャクラの教えや無上瑜伽タントラに関心のある方は、ぜひこの機会に学んでいただけたらと思います。
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