2016年春開講 定期講習の御案内

本当の仏教が、ここにある!!

日本語で学び実践できるチベット仏教

充実の新コースがこの春から始まります

ポタラ・カレッジは、ダライ・ラマ法王直系の正統なチベット仏教を日本国内で本格的に学び実践するため、その拠点として設立された団体です。
ポタラ・カレッジの仏教や語学の定期講習は、初心者にも分かりやすく、しかも本物志向の内容で、多くの皆様から高い評価をいただいております。
この春からは、「龍樹 “宝行王正論” の解説」、「“ブッダパーリタ註” の解説」、「瞑想教室 ラムツォ・ナムスム」、「前行道場 グルヨーガ」、「“クンサン・ラメー・シェルン” の講読」、「チベット仏教入門 ユンテン・シルキュルマ」の6科目が新規開講されます!

お釈迦様から八大祖師を経て伝えられたインド直系の仏教。 その瞑想は、実に奥が深く、極めて神秘的な世界です。 そうしたチベット仏教の極意を、ポタラ・カレッジで皆様が学ばれるという、 これ以上に幸せなことはないと思います。(宮坂宥勝先生;本会設立大法要での御祝辞より



ポタラ・カレッジ定期講習の特色
ポタラ・カレッジのチベット仏教定期講習は、あくまでチベットの伝統教学に則した立場を堅持しながら、現代日本の状況に合わせて分かりやすい説明を心かげています。チベット人講師は、全員日本語が堪能で、日本仏教の研究も行なっています。もともとチベット語と日本語は言語としての発想が非常に近く、しかも双方の仏教には共通の経典や用語が数多くあります。それゆえ、チベット語の原典に説かれている教えを直接日本語で説明することは、ポタラ・カレッジの講師にとっては、とても自然な流れでできることなのです。通訳や英語などを媒介せず、本物のチベット仏教を身近に学修できる点は、ポタラ・カレッジ定期講習の大きな特色といえます。

受講しやすさに配慮
ポタラ・カレッジの定期講習では、通信受講、無料見学、受講費の割引きや分割延納など、受講者目線で参加しやすい環境作りを心がけています。

もくじ
科目名等をクリック(タップ)すると説明が表示されます。

Ⅰ.東京センター

会場への行き方は、こちらを御覧ください。

【A.御都合にあわせて参加できるクラス(随時参加方式)】・・・
  1回単位で受講できます → 会員でなくてもOK! 予約も不要です。
  正会員・賛助会員:1,500円/1回 準会員・一般:2,000円/1回

瞑想教室 ラムツォ・ナムスム(道の三要訣)

〔担当:ゲシェー・ソナム・ギャルツェン〕 NEW!
日曜 午後3時15分~4時45分 4月24日開講 H28.9月末まで 受講費は上記参照
 チベット仏教の伝統に則して、瞑想の正しい座法、呼吸法、心の集中法などを、繰り返し指導して練習を重ねます。それとともに、各回ごとに瞑想の対象となるテーマを決め、その内容を説明してから瞑想を実践します。:
 この春からは、ゲルク派宗祖ツォンカパ大師の『ラムツォ・ナムスム(道の三要訣)』などを概観しながら、その教えを順に瞑想してゆきます。『ラムツォ・ナムスム』は、出離・菩提心・正見という三つの要点から顕密共通の大乗仏教の基本を習得できる簡潔なテキストで、ダライ・ラマ法王もしばしば御法話のテーマに取り上げています。
 この春新規開講。「チベット仏教の瞑想を体験してみたい」、「日常生活の中で、心を落ち着けて  瞑想する時間を持ちたい」、そして「ラムツォ・ナムスムを実践的に習得したい」という方へお奨めのクラスです! 随時参加方式なので、一回単位でもお気軽に受講できます。
◎ 参考図書:ゲシェー・ソナム・ギャルツェン『チベット仏教 文殊菩薩の秘訣』(法蔵館)

【B.本格的に学べるコース(コース方式)】・・・
  原則として会員(準会員・正会員・賛助会員)のみ受講できます。
  未入会の方は、併せて入会手続もお願い致します。

1.菩提道次第(ラムリム)

〔担当:ゲシェー・ソナム・ギャルツェン〕 【通信受講併用】
金曜 午後6時30分~8時 4月22日開講 6箇月コース (H28.9月末まで)  36,000円/6箇月
 仏教全体の教理・実践をまとめた一大体系「ラムリム(道次第)」を、本格的にじっくり学ぶコースです(「ラムリム」の概要については、こちらも御参照ください)。
 「ラムリム」の教えは、チベット仏教中興の祖師アティーシャを源流とし、ゲルク派宗祖ツォンカパ大師によって集大成されました。師事作法、有暇具足、無常、帰依、因果と止悪修善、出離、三学、発菩提心、六波羅蜜と四摂事、止観などが主なテーマとなり、これらによって顕密共通の仏教の要点を矛盾なく整理しています。それゆえ、密教の本格的な灌頂を受けるためには、あらかじめ「ラムリム」の教えを習得しておく必要があるのです。
 本コースでは、ツォンカパ大師の『菩提道次第略論(ラムリム・チュンワ)』に準拠しつつ、「ラムリム」の指導に長年の経験を有する講師が、初心者にも分かりやすく丁寧に説明します。
 ゲシェー・ソナム師の担当で好評開講中。この春は、無常から学びます。まだ最初の段階である「下士と共通の道次第」へ入ったばかりなので、今期からの受講でも大丈夫です。チベット仏教を体系的に学修したい方へ、是非お奨めのコース! 通信受講併用のため、遠方の方やお忙しい方でも受講できます。
◎ 講師の共著書『ラムリム伝授録Ⅰ・Ⅱ』(ポタラ・カレッジ チベット仏教叢書1)をテキストに用います。

2.入菩薩行論 - 六波羅蜜

〔担当:ゲシェー・ソナム・ギャルツェン〕 【通信受講併用】
土曜 午後6時45分~8時15分 4月23日開講 6箇月コース (H28.9月末まで)  36,000円/6箇月
 ダライ・ラマ法王が一番にお勧めの重要聖典、シャーンティデーヴァ(寂天)の『入菩薩行論』を、分かりやすく丁寧に解説します。『入菩薩行論』は、大乗仏教の菩提心と六波羅蜜などについて、その心髄を絶妙な韻律と鋭い論理で説き明かした教えです。こうした内容は、顕密共通の道の心髄ですから、密教を正しく修行するためにも、欠かすことができません。
 『入菩薩行論』の指導に長年の経験を有するゲシェー・ソナム師の担当で好評開講中。この春からは、第五品「正知の守護」、第六品「忍辱波羅蜜」など、『入菩薩行論』の中でもハイライトとなる重要な箇所を学びます。大乗仏教のエッセンスを学修したい方へ、是非お奨めのコースです! 通信受講併用のため、遠方の方やお忙しい方でも受講できます。
◎ 講師の共訳書『精読・シャーンティデーヴァ 入菩薩行論』(ポタラ・カレッジ チベット仏教叢書4)をテキストに用います。

3.前行道場 - グルヨーガ

〔担当:ゲシェー・ソナム・ギャルツェン〕 NEW!
日曜 午後5時~6時30分 4月24日開講 6箇月コース(H28.9月末まで) 36,000円/6箇月

ガンデン・ラギャマ

 「前行」とは、チベット語で「グンド」といい、本格的な密教の門へ入るために必要とされる準備段階の修行です。一般には、①帰依と菩提心、②金剛薩埵の浄化法、③曼荼羅供養、④グルヨーガの四者を前行の内容としています。今回は、半年間かけて、「グルヨーガ(上師瑜伽)」の行法を伝授し、修行を実践します。これは、ツォンカパ大師を観じて七支分(祈願・頂礼・供養・懺悔・随喜・勧請・廻向)を行じる「ガンデン・ラギャマ」や、ツォンカパ大師を三部救世者(観自在・文殊・金剛手)と一心同体に観じる「ミクツェマ」の修習念誦を通じ、ラマの加持を得るという行法です。
 「前行道場」では、四つの前行を順番に取りあげてゆくので、「グルヨーガ」を行じるのは2年に一度です。前行の実修指導に豊富な経験を有するゲシェー・ソナム師の担当で、この春に新規開講。「体系的な修行を始めたい」という方や「グルヨーガの実践をしたい」という方にお奨めのコース!
◎ 導師の著書『チベット密教 瞑想入門』(法蔵館)をテキストに用いますが、テキストに載っていない教誡も解説する予定です。

4.「クンサン・ラメー・シェルン」の講読

〔担当:ガワン・ウースン〕 【通信受講専用コース】 NEW!
4月下旬開講  6箇月コース (H28.9月末まで)  36,000円/6箇月
 初代バトゥル・リンポチェの『クンサン・ラメー・シェルン(クンサン・ラマの口訣)』は、ニンマ派の伝統に基づくゾクチェン前行の入門書です。かつて『虹の階梯』などでも紹介され、古くからよく知られた教えといえるでしょう。内容は基本的に顕密共通の道次第であり、「ラムリム」と大方一致する枠組みといえますが、教えを理解するための豊富なたとえ話に特色があります。
 ポタラ・カレッジでは、以前にもガワン師の担当で、『クンサン・ラメー・シェルン』のコースを実施したことが複数回あります。そこで今回は、通信受講専用コースということもあり、テキストの正確な読解と語義解釈に主眼を置いて説明を進めてゆく予定です。
 この春新規開講『クンサン・ラメー・シェルン』の原典を読み解き、テキストをきちんと習得したい方へ、特にお奨めのコース! チベット語を学んでいなくても、内容的には役にたつはずです。通信受講専用のため、遠方の方、お忙しい方も参加できます。

5.倶舎論と大乗阿毘達磨集論

〔担当:ガワン・ウースン〕 【通信受講併用】
火曜 午後6時30分~8時 4月26日開講 6箇月コース(H28.9月末まで) 36,000円/6箇月
 仏教の基礎学である阿毘達磨(アビダルマ)の中でも、特に重要な五薀・十二処・十八界、二十二根、心・心所・心不相応行、六因・五果・四縁などを中心に学ぶコースです。ヴァスバンドゥ(世親)の『倶舎論』とアサンガ(無著)の『大乗阿毘達磨集論』を対照しながら、論点を分かりやすく整理して解説します。こうした内容は、小乗・大乗・密教の全てに共通する基本なので、信頼できる典拠に基づいて学んでおくことが大切です。
 この春は、五薀の解説から学びます。通仏教的な基礎学を正確に習得しておきたい方へ、お奨めのコースです! 通信受講併用のため、遠方の方、お忙しい方にも適しています。

6.龍樹「宝行王正論」の解説

〔担当:ガワン・ウースン〕 【通信受講併用】 NEW!
土曜 午後5時~6時30分 4月23日開講 6箇月コース(H28.9月末まで) 36,000円/6箇月
 ナーガールジュナ(龍樹)の「中観六論書」の中でも、この『宝行王正論(中観宝鬘)』は、仏教の教理・実践の全体像を概観しつつ中観思想の理解を深めてゆける内容で、本格的な学修のための入門書とも位置づけられます。
 このテキストの指導に経験豊富なガワン師の解説で、大論師ナーガールジュナの広大かつ深遠な 教えの世界へ入ってゆく、とても貴重な機会になるでしょう。
 この春新規開講じっくり学びたい初心者の方には、特にお奨めのコースです! 通信受講併用のため、遠方の方、お忙しい方も是非参加してみてください。

7.現観荘厳論 - 仏身論

〔担当:クンチョック・シタル〕 【通信受講専用コース
4月下旬開講  6箇月コース (H28.9月末まで)  36,000円/6箇月
 僧院教育の中心課題となる「般若学」の大聖典、弥勒菩薩の『現観荘厳論』を、ハリバドラの『義明註(小註)』や、ギェルツァプ・ジェ、パンチェン・スーナム・タクパの解説書に基づきながら読み解きます。
 この春からは、第八分「法身」の解説です。自性身・智法身・報身・応身の四身説が中心課題となります。これは独立したテーマとも位置づけられるので、仏身論に関心のある方は、今期だけ受講しても勉強になると思います。通信受講専用コースのため、遠方の方、お忙しい方も参加できます。

8.入中論 - 中観学

〔担当:ガワン・ウースン〕 【通信受講併用】
月曜 午後6時30分~8時 4月25日開講 6箇月コース(H28.9月末まで) 36,000円/6箇月
 チベットの僧院教育で「中観学」の最重要典籍とされるチャンドラキールティ(月称)の『入中論』を、本コースでは丁寧に読み解いてゆきます。この春は、全篇の中心となる第六品「現前地」のうち、他生の否定を説く箇所から学んでゆきます。通信受講併用方式なので、遠方の方、お忙しい方にも適しています。

9.チャクラサンヴァラ成就法

〔担当:ゲシェー・ソナム・ギャルツェン〕 【通信受講併用】
水曜 午後6時30分~8時 4月20日開講 6箇月コース(H28.9月末まで) 39,000円/6箇月
 「チャクラサンヴァラ(最勝楽)」大灌頂受者を主な対象に、ルーイーパ流の生起次第について、理論と実践を詳しく解説します。ツォンカパ大師の『チャクラサンヴァラ現観広説・如意満足』やアク・シェーラプ・ギャツォの生起次第解説書などに基づき、複雑な行法を整理して明らかにしたいと思います。ゲルク派密教三大本尊のうち、母タントラの上首である「チャクラサンヴァラ」について、理解を深めるよい機会です。
 ゲシェー・ソナム師の担当で好評開講中。この春からは、いよいよ成就法正行の解説に入ります。「チャクラサンヴァラ」の実修法を学びたい方へ、是非お奨めのコースです! 通信受講併用のため、遠方の方にも適しています。
※ 本コースは、無上瑜伽タントラの大灌頂を受けている方のみ受講できます。

10.ヴァジュラヨーギニー成就法広本講読

〔担当:齋藤保高〕 【通信受講併用】
日曜 午前11時~12時30分 4月24日開講 6箇月コース(H28.9月末まで) 39,000円/6箇月
 「ヴァジュラヨーギニー(金剛瑜伽女)」加持灌頂の受者を対象に、成就法の広本儀軌を、註釈も参照しながら丁寧に講読します。日々の修行では略本儀軌を用いるにしても、それは広本を凝縮して簡略化されたものだから、広本の内容を正しく把握しておくことにより、一層本格的な修行ができるはずです。内容は日本語で説明するので、チベット語を学んでいなくても受講できます。
 成就法を構成する十一の瑜伽のうち、今期は第七の「衆生を浄化する瑜伽」から学びます。意念誦や究竟次第など、この成就法の特色となる高度な行法は、特に詳しく考察したいと思います。通信受講併用のため、遠方の方にも適しています。
※ 本コースは、ヴァジュラヨーギニーの加持灌頂受法者限定となります。

11.五次第明灯(秘密集会究竟次第)

〔担当:齋藤保高〕 【通信受講併用】
土曜 午後1時30分~3時 4月23日開講 6箇月コース(H28.9月末まで) 39,000円/6箇月
 「秘密集会(グヒヤサマージャ)」聖者流の究竟次について、ツォンカパ大師が詳しく解説した『五次第明灯(リムガ・セルドゥン)』を、全篇講読します(チベット語を学んでいなくても受講可)。この『五次第明灯』は、他の著作で明らかにされていないツォンカパ大師の最終的な立場を、極めて明確に提示しています。そうした内容は、他の無上瑜伽タントラのの修行にも、大変役にたつものです(『五次第明灯』の科文はこちら)。
 今期は、e vam二字の広説で究竟次第の要点を考察してから、いよいよ究竟次第の最初の段階である定寂身の解説に入ります。無上瑜伽タントラの高度な実践理論や、ゲルク派密教の最終到達点を学びたい方へ、特にお奨めのコース! 通信受講併用のため、遠方の方にも適しています(「初心行者の段階で究竟次第を学ぶべきか?」という問題については、一年前のブログですがこちらを御参照ください)。
※ 本コースは、無上瑜伽タントラの大灌頂を受けている方のみ受講できます。

12.「ブッダパーリタ註」の解説

〔担当:クンチョック・シタル〕 【通信受講併用】 NEW!
木曜 午後6時30分~8時 4月21日開講 6箇月コース(H28.9月末まで) 36,000円/6箇月
 ツォンカパ大師が文殊菩薩の導きで『中論』の密意を会得したときに拠りどころとなった註釈が、この『ブッダパーリタ(仏護)註』です。中観帰謬論証派の根本聖典と位置づけられ、後のチャンドラキールティ(月称)の見解も、これに依拠しています。
 チベット仏教の伝統教学の立場からすると、釈尊が究極の真理を説き明かした教えが「般若経」としてまとめられ、その経典の明らかな意味内容を中観哲学として整理したのが『中論』などナーガールジュナの六論書と位置づけられます。そして、この『中論』の真意を最も正しく解釈しているのが、『ブッダパーリタ註』によって確立された帰謬論証派の見解ということになるのです。
 いまだ全篇の和訳は出ていない『ブッダパーリタ註』を、中観哲学に造詣の深いクンチョック師とともに読み解いてゆく、大変貴重な機会です。
 この春新規開講中観帰謬論証派の見解を正確に学びたい方へ、是非お奨めのコースです! 通信受講併用のため、遠方の方やお忙しい方にも適しています。

13.カーラチャクラ大註 - 仏典講読

〔担当:クンチョック・シタル〕 【通信受講併用】
土曜 午前11時~12時30分 4月23日開講 6箇月コース(H28.9月末まで) 39,000円/6箇月
 チベット語の仏典を講読するコースです。仏教用語や仏典独特の表現形式を学べます。この春からは、「カーラチャクラ(時輪)」の大註釈として有名な『ヴィマラプラバー(無垢光)』を講読し、外と内のカーラチャクラ(天文暦法と微細身心)を概観します。新規開講の扱いではありませんが、大註『ヴィマラプラバー』を直接読むのはこの春からなので、今期だけ受講してもまとまった内容を学べると思います。
 原典講読のコースですが、内容の説明は日本語で行ないますから、チベット語を学習していなくても受講できます。チベット語の密教典籍を講読したい方や、「カーラチャクラ」の教えに関心のある方へお奨めです! 通信受講併用のため、遠方の方やお忙しい方でも受講可能。
(「カーラチャクラ」の行法については、こちらも御参照ください。)

14.チベット仏教入門 - ユンテン・シルキュルマ

〔担当:クンチョック、ガワン〕 NEW!
第4木曜 午後2時30分~4時  4月28日開講  10,000円/6回
 ツォンカパ大師が「ラムリム」の要点を読誦用の短い偈頌にまとめた『ユンテン・シルキュルマ』を教材に、チベット仏教の教理・実践の枠組みを概観する初心者向けの講習です。クンチョック師とガワン師が交替で担当します。
 9月までの実施日は、4/285/266/237/288/259/299月は第4木曜が祝日のため第5木曜)を予定しています(但し、ポタラ・カレッジの行事等の都合で変更となる場合もあります)。この春新規開講平日の昼間だと御都合のよい方に是非お奨めです!

15.チベット語 上級

〔担当:ガワン・ウースン〕
土曜 午後3時15分~4時45分 4月23日開講 6箇月コース(H28.9月末まで) 39,000円/6箇月
 チベット語の基礎知識がある方を対象とし、様々な場面を想定した会話と構文などを丁寧に教えます。経験豊富なネイティブの講師が、伝統的な方法で指導するので、大学等での学習に比べ、格段の応用力が身に付きます。以前にチベット語を少し学んだ経験のある方が、再び勉強を始めたいと お考えの場合にも、本コースは適していると思われます。お気軽に御相談ください(一コース1回は、無料で見学できます)。

16.チベット語 応用

〔担当:ガワン・ウースン〕
日曜 午後1時30分~3時 4月24日開講 6箇月コース(H28.9月末まで) 39,000円/6箇月
 チベット語でチベット文化を学び、内容の濃い会話ができるようになることを目指します。密教成就者タントン・ギェルポの伝記や、ホトゥン・ナムカベルの『ロジョン・二メー・ウーセル』などを読んでゆきます。以前にチベット語を学んだ経験のある方が、再び勉強を始めたいとお考えの場合にも、本コースは適していると思われます(一コース1回は、無料で見学できます)。

東京センター定期講習受講申込み

インターネットで受講のお申し込みができます。
受講申込 ←このボタンを押し、フォームに必要事項を御記入のうえ、送信してください(受講科目名の記載を忘れないよう御注意願います)。
受講申し込みの後、受講費を納付なさってください(分割・延納もできます)。
ポタラ・カレッジ東京センターの窓口で直接納付していただくか、
1.三菱東京UFJ銀行 神田駅前支店 普通 2405078 チベット仏教普及協会
2.郵便為替 00170-9-29701 チベット仏教普及協会
宛てに御送金いただくこともできます(領収書は、直近にお送りする御案内に同封します)。

受講の相談と無料見学について

「どの科目を、どんな順序で受けたらよいのか分からない」、「内容をもっと詳しく知りたい」、「予備知識がなくても大丈夫?」…。そんな疑問や質問のある方は、お気軽に御相談ください。毎日(月曜・祝日を除く)午後1時から午後6時半頃まで、東京センターの窓口、または電話(03-3251-4090)にて承わります。担当講師と直接お話しすることも可能です。メール(info@potala.jp)での受講相談もできます。本サイトのお問い合わせフォームを御利用いただくこともできます。こちら
また、東京センターの6箇月コースについては、一科目1回無料で見学することができます(「灌頂受法者」等の受講条件があるコースは、見学の場合もその条件を満たしている必要があります)。講義の内容や講師の教え方を実際に体験してから、受講するかどうか決めることも可能です。

入会について

東京センターのコース方式の科目を受講する場合は、ポタラ・カレッジの会員(準会員・正会員・賛助会員のいずれか)になっていただきます。未入会の方は、入会の手続きも併せてお願いします。本サイトからでも可能です。こちら
上記の無料見学は、会員でなくても可能です。

受講費の割引と分割延納について

東京センターの6箇月コースを同一期間に3科目以上受講する場合、受講費を割り引き致します。3科目めは2割引、4科目めは3割引、5科目め以降は4割引となります。各科目の受講費が異なる場合、金額の高い方から順に大きい割引の対象とします。これは、勉強と修行に努力・精進なさっている方の経済的な負担を、少しでも軽減するための措置です。
また、6箇月コースの受講費を開講時に一括納付するのが難しい場合は、分割延納することも可能です。その場合、半額を6月末まで、残りの半額を9月末までに納付していただくことになります。

通信受講の方法

これまで定期講習に参加できなかった遠方の方、お忙しい方に配慮し、2010年から通信受講を正式に始めました。通信受講は、授業の録音を、原則2週間に1回送付(または手渡し)するものです。録音メディアは、CDにMP3形式の音声データを入れて提供するか、或はICレコーダやUSBメモリを受け渡しする方法などがあります。費用は、通常の受講費に、録音メディアの実費が加算されます(ICレコーダやUSBメモリ等の場合は、現物を各自で御用意いただきます)。また郵送の場合は、宛名を記載し、必要な切手を貼付した送付用封筒を用意していただきます。
ポタラ・カレッジの通信受講は、録音の提供だけに終わってしまわないようにするため、受講者からの質問をEメールや郵便等で受け付けます。回答は、授業の中で行ないます(文書による回答は行ないません。個人的な内容の場合は、後日電話で講師が回答します)。また「併用コース」の場合は、通信受講の方でも、御本人の都合がつくときは授業に出席できます。

個人教授と講師派遣

定期講習やその他の行事に支障のない範囲で、個人教授を行なうことも可能です。場所は原則として東京センター、時間帯はほぼ平日の午後になります。個人教授の場合、漠然と「チベット仏教を学びたい」というようなことよりも、具体的に学びたいテキストや内容が特定されているほうが対応しやすいです。内容や来られる曜日によって担当講師を決めたうえで、毎回の日時は担当講師と直接相談して決めます。費用は、原則として1時間あたり3,000円です(二人以上の場合は、一人1時間あたり2,000円)。
また、様々な団体等が主催する講演会や勉強会などに、講師を派遣することも可能です。定期講習や諸行事に支障のない範囲というのが原則ですが、若干の調整は可能な場合もありますので、まずは電話やメール等で御相談ください。


Ⅱ.大阪教室

大阪教室は、4月から全てクンチョック・シタル師の担当となります。
毎月原則第4日曜に、下記の2科目を実施します。
2016年9月までの実施予定日は、4月24日(日)5月22日(日)6月26日(日)7月24日(日)8月28日(日)9月25日(日)です(但し、ポタラ・カレッジの行事等で変更になる場合もあります)。

大阪教室の会場
應典院おうてんいん); 大阪市天王寺区寺町1-1-27 (TEL.06-6771-7641) 地図
日本橋駅8番出口より東へ歩7分。谷町九丁目駅、上本町駅3番出口より西へ歩8分
※ 大阪教室の講習内容についてのお問い合わせ電話は、会場の應典院ではなく、ポタラ・カレッジ東京センター(TEL.03-3251-4090)へお願いします。

1.真言道次第広論 第二品 - 所作タントラ

〔担当:クンチョック・シタル〕
午前11時~午後1時 受講費3,000円/1回、13,000円/6回分前納
 ツォンカパ大師の密教の主著として名高い『真言道次第広論(ガクリム・チェンモ)』のうち、所作タントラの道次第を説く第二品について解説します。その中では、四部タントラの全体(特に瑜伽タントラまで)に共通する密教の基本的な枠組みが、比較的詳しく説き明かされています。これを紐解くことにより、顕教とは異なる密教の特色、そのベーシックな行法を学ぶことができます。
 密教一般に関心のある方へお奨めのクラスです!

2.入菩薩行論 - 菩提心と六波羅蜜

〔担当:クンチョック・シタル〕
午後2時~4時 受講費3,000円/1回、13,000円/6回分前納
 ダライ・ラマ法王お薦めの聖典、シャーンティデーヴァの『入菩薩行論』を、分かりやすく丁寧に解説します。『入菩薩行論』は、大乗仏教の菩提心と六波羅蜜について、その心髄を絶妙な韻律で説き明かしています。こうした教えは、チベット仏教-特に密教-を正しく実践するために必要不可欠であり、確かな理解を得られるように繰り返し学修することが肝要です。現在は、禅定波羅蜜を説く第八品を学んでいます。3月までとは時間が異なるので、御注意ください。
◎『精読・シャーンティデーウァ 入菩薩行論』(ポタラ・カレッジ チベット仏教叢書4)をテキストに用います。

大阪教室の受講費割引き

1クラス6回分を初回に前納した場合、13,000円となります。
1回単位で受講し、結果として6回出席しても、割引にはなりません。

大阪教室定期講習受講申込み

インターネットで受講のお申し込みができます。
受講申込 ←このボタンを押し、フォームに必要事項を御記入のうえ(受講科目名の記載を忘れないよう御注意願います)、送信してください。
受講費は、当日会場で納付なさってください。


講師紹介

ゲシェー・ソナム・ギャルツェン・ゴンタ (主任講師)

1955年、チベット本土のティンリ村に生まれる。中国のチベット侵攻により、少年期にインドへ亡命。'73年より、ダライ・ラマ法王仮宮殿のお膝下に新設されたダラムサラ仏教論理大学で、チベット仏教の伝統的な学問と修行を積む。'83年に来日。日本仏教を学び、比較研究を行なう。'92年、大正大学大学院文学研究科博士課程(仏教学専攻)満了。ダライ・ラマ法王日本代表部事務所(チベットハウス)文化交流担当となり、'98年まで勤務。現在、チベット仏教普及協会(ポタラ・カレッジ)会長。照光精舎宗教文化研究所研究員。'96年、ゲルク派大本山デプン寺ロセルリン学堂にて、「ゲシェー」(仏教哲学博士)の学位を取得する。2011年秋から三年間の大親近行(密教の集中的な瞑想修行)に入り、’14年秋に付加行の護摩を伴い満願。

クンチョック・シタル (主任講師)

1952年、チベット本土のリラ村に生まれる。インドへ亡命の後、'73年よりダラムサラ仏教論理大学で学修。'83年、ソナム師とともに来日。共同で様々な研究活動に携わり、'92年に大正大学大学院文学研究科博士課程(仏教学専攻)を満了。ダライ・ラマ法王日本代表部事務所文化 交流担当となり、'98年まで勤務。現在、チベット仏教普及協会副会長。智山伝法院非常勤講師。

ガワン・ウースン・ゴンタ (講師)

1965年、ネパールの亡命チベット人社会に生まれる。ニンマ派のザ・ルンブ寺に入門し、'80年よりダラムサラ仏教論理大学で学修。卒業後さらにニンマ派の伝統的な修行を積み、'95年に来日。'98年まで、立正大学仏教学部研究生。日本仏教を学ぶ傍ら、チベット語や僧院教育基礎課程の指導に従事。現在、チベット仏教普及協会専任講師。立正大学法華経文化研究所研究員。

齋藤保高 (講師)

1959年、東京都生まれ。'82年、早稲田大学政治経済学部卒業。図書館勤務などを経て、'92年から'98年まで、ダライ・ラマ法王日本代表部事務所広報担当。現在、チベット仏教普及協会事務局長。'89年以来、ソナム、クンチョック両師のもとで、チベット仏教の基本を学び実修。大本山デプン寺ロセルリン学堂の大阿闍梨チャンパ・リンポチェ師のもとで、「秘密集会」二次第や「ヤマーンタカ」を中心に密教を学修。チベット語仏典の和訳や、チベット仏教に関する執筆活動を手がける。

a:5388 t:3 y:1