チベット仏教普及協会
《ポタラ・カレッジ》
《ポタラ・カレッジ》
本当の仏教が、ここにある!!
日本語で学び実践できるチベット仏教
充実の新コースがこの5月から始まります
ポタラ・カレッジは、ダライ・ラマ法王直系の正統なチベット仏教を日本国内で本格的に学び実践するため、その拠点として設立された団体です。
ポタラ・カレッジの仏教や語学の定期講習は、初心者にも分かりやすく、しかも本物志向の内容で、多くの皆様から高い評価をいただいております。
今回は、「真言道次第広論 ガクリム・チェンモ」、「悪趣清浄タントラの解説」、「ナーガールジュナ 廻諍論」、「前行道場 曼荼羅供養」、通信受講専用コース「師事法五十頌の解説」、及び大阪教室「前行・帰依と菩提心」の6科目が新規開講されます。
お釈迦様から八大祖師を経て伝えられたインド直系の仏教。 その瞑想は、実に奥が深く、極めて神秘的な世界です。 そうしたチベット仏教の極意を、ポタラ・カレッジで皆様が学ばれるという、 これ以上に幸せなことはないと思います。(宮坂宥勝先生;本会設立大法要での御祝辞より)
ポタラ・カレッジ定期講習の特色
ポタラ・カレッジのチベット仏教定期講習は、あくまでチベットの伝統教学に則した立場を堅持しながら、現代日本の状況に合わせて分かりやすい説明を心かげています。チベット人講師は、全員日本語が堪能で、日本仏教の研究も行なっています。もともとチベット語と日本語は言語としての発想が非常に近く、しかも双方の仏教には共通の経典や用語が数多くあります。それゆえ、チベット語の原典に説かれている教えを直接日本語で説明することは、ポタラ・カレッジの講師にとっては、とても自然な流れでできることなのです。通訳や英語などを媒介せず、本物のチベット仏教を身近に学修できる点は、ポタラ・カレッジ定期講習の大きな特色といえます。
受講しやすさに配慮
ポタラ・カレッジの定期講習では、通信受講、無料見学、受講費の割引きや分割延納など、受講者目線で参加しやすい環境作りを心がけています。
もくじ
科目名等をクリック(タップ)すると説明が表示されます。
会場への行き方は、こちらを御覧ください。
★ 新型コロナウイルスの流行再拡大により、東京センターの定期講習を、7月17日(金)から8月31日(月)まで、全面通信受講方式に切り替えています。この期間、教室での講義はありませんので、御注意ください。
状況のさらなる悪化がなければ、9月1日(火)から、教室での講義を段階的に再開します。各科目の具体的な取り扱いは、こちらを御参照ください。教室での講義が再開されても、全ての科目で通信受講も併用・継続できます(通信受講の方法については、こちらを御覧ください)。
〔担当:ゲシェー・ソナム・ギャルツェン〕 【通信受講併用】
日曜 午後3時15分~4時45分 5月24日開講 5箇月コース(R2.9月末まで) 30,000円/5箇月
チベット仏教の伝統に則して、瞑想の正しい座法、呼吸法、心の集中法などを、繰り返し指導して練習を重ねます。それとともに、各回ごとに瞑想の対象となるテーマを決め、その内容を説明してから瞑想を実践します。
今回は、ギェルセー・トクメー・サンポの『三十七菩薩行』を教材とし、教えの中身を平易に解説しながら、瞑想を実地に指導してゆきます。『三十七菩薩行』は、大乗仏教の修行者の心構えと実践修行を要約して説いているので、顕密共通の道の修練として非常に役だつ内容です。「チベット仏教の瞑想を体験してみたい」、「生活の中で、心を落ち着けて瞑想する時間を持ちたい」、そして「三十七菩薩行の教えを、実践的に習得したい」という方へお奨めです!
※ これまで「瞑想教室」は、実践的な内容を含むため、通信受講の対象としていませんでしたが、今回は座法などの映像も提供して対応します。
〔担当:ゲシェー・ソナム・ギャルツェン〕 【通信受講併用】 NEW!
日曜 午後5時~6時30分 5月24日開講 5箇月コース(R2.9月末まで) 30,000円/5箇月
「前行」とは、チベット語で「グンド」といい、本格的な密教の門へ入るために必要とされる準備段階の修行です。一般には、①帰依と菩提心、②金剛薩埵の浄化法、③曼荼羅供養、④グルヨーガの四者を前行の内容としています。今回は、今回は、半年間かけて、「曼荼羅供養」の行法を伝授し、修行を実践します。これは、上師と三宝を観じてから、それに対してこの世界の様々な宝などを曼荼羅の形で供養するもので、福徳を積集するための修行です。
「前行道場」では、四つの前行を順番に取りあげてゆくので、「曼荼羅供養」を行じるのは、早くて2年に一度です。前行の実修指導に長年の経験を有するゲシェー・ソナム師の担当で、この5月に新規開講。「体系的な修行を始めたい」という方や「曼荼羅供養の実践をしたい」という方にお奨めのコース!
◎ 導師の著書『チベット密教 瞑想入門』(法蔵館)をテキストに用いますが、テキストに載っていない教誡も解説する予定です。
※ これまで「前行道場」は、実践的な内容を含むため、通信受講の対象としていませんでしたが、今回は行法の映像も提供して対応します。
〔担当:ゲシェー・ソナム・ギャルツェン〕 【通信受講併用】
土曜 午後6時45分~8時15分 5月23日開講 5箇月コース (R2.9月末まで) 30,000円/5箇月
パンチェン・ラマ一世(四世)ロサン・チューキ・ギェルツェン大師の『智慧と我執の対論』という教えを読み解きます。これは、他教や仏教内部の他学派の所説を否定しつつ、中観帰謬論証派の見解へ導く内容となっています。ダライ・ラマ14世法王も、この教えを学修することで、それまでの御自身の中観理解が自立論証派寄りであったことに気づき、帰謬論証派の見解へ向上させることができた・・とおっしゃっています。そのようにこの教えは、哲学的なロジョン(心の訓練)と位置づけられるものです。また、顕教のマハームドラーを説き明かす内容とも言えます。中観帰謬論証派の見解を実践的に学びたい方へお奨め。
〔担当:ゲシェー・ソナム・ギャルツェン〕 【通信受講併用】 NEW!
金曜 午後6時30分~8時 5月22日開講 5箇月コース (R2.9月末まで) 33,000円/5箇月
仏教全体の教理・実践をまとめた一大体系が、広い意味での「ラムリム」ですが、その中でも顕密共通の道を詳しく説き明かしたのが、ゲルク派宗祖ツォンカパ大師による『菩提道次第広論(ラムリム・チェンモ)』です。それの続編として、密教独特の道を詳しく説き明かしたのが、『真言道次第広論(ガクリム・チェンモ)』であり、『ラムリム・チェンモ』と並んでツォンカパ大師の二大主著と位置づけられています。
『ガクリム・チェンモ』は十四品構成で、第一品は密教の総論、第二品は『楚悉地経』など所作タントラ、第三品は『大日経』など行タントラ、第四品は『初会金剛頂経』など瑜伽タントラの解説です。第五品から第十品までは無上瑜伽タントラの灌頂や曼荼羅について詳説し、第十一品は無上瑜伽タントラ二次第の総論、第十二品は生起次第の解説、第十三品と第十四品は究竟次第の解説となっています(『ガクリム・チェンモ』の詳細な科範構成は、こちらを参照)。
本コースでは、『ガクリム・チェンモ』を第一品から、阿含相伝(ルン)とともに解説する貴重な機会です。第一品では、顕教と密教の関係や、密教の中でも所作・行・瑜伽・無上瑜伽の「四部タントラ」の特色など、密教を学ぶうえで欠かせない重要な内容が説かれています。三年間に渡る密教の大親近行を満行したゲシェー・ソナム師の担当で、この5月に新規開講。密教を本格的・体系的に学びたいという方へ、是非お奨めしたいコースです!
◎ 参考図書:『ツォンカパのチベット密教』(齋藤保高/大蔵出版)
※本コースは、密教の何らかの灌頂を受けている方のみ受講できます。
〔担当:クンチョック・シタル〕 【通信受講併用】 NEW!
木曜 午後6時30分~8時 5月21日開講 5箇月コース(R2.9月末まで) 30,000円/5箇月
大祖師ナーガールジュナ(龍樹)による「中観六論書」の一つに数えられる『廻諍論』を、仏教論理学の知識にも言及しつつ平易に解説します。六論書の中でも、『中論』が空性、『六十頌如理論』が縁起、『空七十論』が因果を主に説いているのに対し、この『廻諍論』は論理学的な要素が強く、実在論の否定に焦点を当てているのが特色です。
本コースでは、六論書の中で比較的顧みられることの少ない『廻諍論』を、仏教哲学に造詣の深いクンチョック師とともに読み解いてゆく、大変貴重な機会です。この5月に新規開講、中観思想や論理学を学びたい方へ是非お奨めです!
〔担当:ガワン・ウースン〕 【通信受講併用】
月曜 午後6時30分~8時 5月18日開講 5箇月コース(R2.9月末まで) 30,000円/5箇月
チベット仏教の顕密共通の実質的な所依経典は『大般若経』といえますが、その教えの実践面(経文の行間に隠れた、五道十地の修道論など)を弥勒菩薩がまとめた聖典が『現観荘厳論』です。僧院の教育課程では、『現観荘厳論』を中心とする「般若学」を、7年ぐらいかけて丁寧に学修します。
本コースでは、リメー(無宗派)の法流に属するジャムヤン・ロテル・ワンポ師の註釈に基づいて解説します。定期講習で『現観荘厳論』全篇を詳説すると、普通は5年以上かかるけれど、今回は比較的簡略な註釈書を用いるため、2年程度で完結できると思います。五道十地の修道論を本格的に学びたい方へお奨めです!
写真は『現観荘厳論』の経巻冒頭に描かれた弥勒菩薩。
〔担当:ガワン・ウースン〕 【通信受講併用】
火曜 午後6時30分~8時 5月19日開講 5箇月コース(R2.9月末まで) 30,000円/5箇月
弥勒菩薩がアサンガ(無著)に授けた教えは「弥勒五法」としてまとめられていますが、その中でも特に重要なのが、前述の『現観荘厳論』と、この『究竟一乗宝性論』といえるでしょう。『宝性論』は、一切有情が有している成仏の可能性、つまり仏性(如来蔵)を説き明かした教えです。こうした仏性思想を、中観哲学と矛盾なく解釈するのが、ツォンカパ大師の伝統教学の特色です。
本コースでは、『宝性論』を、ツォンカパ大師の直弟子ギェルツァプ・ジェによる註釈に基づいて紐解きます。仏性思想という一つの立場だけではなく、仏陀の境地の在り方(四身、十二相、etc.)について学ぶのにも、大変適した機会です。密教の本尊瑜伽は、仏陀の立場から修習することなので、 仏陀の境地の在り方を正しく知るのはとても重要です。「仏陀とは何か」を正しい論拠から学びたい方にお奨めです。
〔担当:ガワン・ウースン〕 【通信受講専用コース】
5月下旬開講 5箇月コース (R2.9月末まで) 30,000円/5箇月
阿毘達磨(アビダルマ)は、小乗・大乗・密教に共通する仏教の基礎学です。大論師ヴァスバンドゥ(世親)の『倶舎論』は、阿毘達磨の代表的な聖典として、チベットでも日本でも大変よく知られています。
本コースでは、『倶舎論』のうち業品第四と随眠品第五を、ダライ・ラマ一世ゲドゥン・トゥプによる註釈『解脱道作明』に準拠して読み解きます。業品第四の内容は、業(カルマ)についての様々な考察や、戒律に関する諸論議を説くものです。随眠品第五は、煩悩の分類や断滅についての考察です。業や煩悩はネガティブな要素ですが、それを正しく把握して克服するのが仏教の道です。通仏教的な業と煩悩の理解を詳しく学びたい方にお奨めのコースです。通信受講専用コースのため、遠方の方やお忙しい方でも受講できます。
◎ 講師の共訳書『全訳 ダライ・ラマ1世 倶舎路名註“解脱道解明”』(起心書房)をテキストに用います。
〔担当:クンチョック・シタル、ガワン・ウースン〕 【通信受講併用】
第2・第4木曜 午後2時30分~4時 5月28日開講 14,000円/8回
チベット仏教の教理と実践を体系的にまとめた「ラムリム(道次第)」の教えを、特に初心者向けに分かりやすく説明します(「ラムリム」の概要については、こちらも御参照ください)。クンチョック・シタル師とガワン・ウースン師が交替で担当します。
令和2年9月までの実施日は、5/28、6/11、6/25、7/9、7/30、8/27、9/10、9/24を予定しています(但し、ポタラ・カレッジの行事等の都合で変更となる場合もあります)。初めてチベット仏教を学ぶ方へ特にお奨めです!
◎ 『ラムリム伝授録Ⅰ』、『同Ⅱ』(ゲシェー・ソナム・ギャルツェン、藤田/ポタラ・カレッジ チベット仏教叢書1)をテキストに用います。
〔担当:ガワン・ウースン〕 【通信受講専用コース】 NEW!
5月下旬開講 5箇月コース (R2.9月末まで) 30,000円/5箇月
アシュヴァゴーシャ(馬鳴)の『師事法五十頌』を、ツォンカパ大師の解説書『弟子の満願』とともに読み解きます。「ラムリム」の根本となる師事作法、密教の灌頂受法やグルヨーガの実修などに於て、非常に重要となる教誡の数々を学べます。『六座グルヨーガ』の儀軌で、「ラマ・ガチュー・カプタン・ゲルワェー・ボムポ・ナムキャン・ツルシン・スン/『師事法五十頌』の項目と矛盾する諸々の粗罪も〔違越せぬよう〕如理に守るべし」と略して誦えている具体的内容も、このコースで詳しく知ることができます。
この5月新規開講、師事作法やグルヨーガに関心のある方へお奨めです。通信受講専用コースのため、時間や場所の制約なく学ぶことが可能。
〔担当:クンチョック・シタル〕 【通信受講専用コース】 NEW!
5月23日開講 5箇月コース (R2.9月末まで) 33,000円/5箇月
※ 7月から、通信受講専用コースとなりました。
四部タントラのうち瑜伽タントラを代表する聖典の一つと位置づけられる『悪趣清浄』を、ツォンカパ大師の解説書によって紐解きます。四面の普明大日を中心とする行法体系で、臨終時や葬送に関する修法の根拠ともなる教えです。日本に伝わっていないけれど、日本の密教に近い教理内容・・と位置づけることもできます。
この5月新規開講、ポタラ・カレッジで全く初めて扱う『悪趣清浄タントラ』を学んでみたい方へ是非お奨めです。
◎ 参考図書:『一切悪趣清浄儀軌の研究』(中島小乃美/起心書房)
※本コースは、瑜伽タントラ、または無上瑜伽タントラの灌頂を受けている方のみ受講できます。
四面の普明大日
〔担当:ゲシェー・ソナム・ギャルツェン〕 【通信受講併用】
土曜 午後5時~6時30分 5月23日開講 5箇月コース(R2.9月末まで) 33,000円/5箇月
「グヒヤサマージャ(秘密集会)」究竟次第の行法解説のコースです。大聖者ナーガールジュナの『五次第』とツォンカパ大師『五次第明灯』に基づき、阿含相伝(ルン)とともに説明してゆきます。新規開講ではありませんが、『五次第明灯』で究竟次第の解説へ入った初期段階から学べます。今から「五次第」全体を学ぶなら、こちらのコースがお奨めです。
※本コースは、無上瑜伽タントラの大灌頂を受けている方のみ受講できます。
〔担当:齋藤保高〕 【通信受講併用】
土曜 午後1時30分~3時 5月23日開講 5箇月コース(R2.9月末まで) 33,000円/5箇月
「秘密集会」聖者流の究竟次第について、ツォンカパ大師が詳しく解説した『五次第明灯(リムガ・セルドゥン)』を、全篇講読します。この『五次第明灯』は、他の著作で明らかにされていないツォンカパ大師の最終的な立場を、極めて明確に提示しています。そうした内容は、他の無上瑜伽タントラの修行にも、大変役にたつものです(『五次第明灯』の科範は、こちらを御参照ください})。
この5月は、幻身(自加持次第)に関連する九和合の教誡からです。幻身は、究竟次第の中でも特に難解な内容であり、これについて概念的に正しく知るだけでも、膨大な功徳を積むことになるといいます。幻身と光明について詳しく勉強したい方へお奨めのコース。
※ 本コースは、無上瑜伽タントラの大灌頂を受けている方のみ受講できます。
〔担当:ゲシェー・ソナム・ギャルツェン〕 【通信受講併用】
水曜 午後6時30分~8時 5月20日開講 5箇月コース(R2.9月末まで) 33,000円/5箇月
ツォンカパ大師600年御遠忌を記念して昨年5月の連休に「ヤマーンタカ一尊」の大灌頂を厳修したのに合わせ、大灌頂で大阿闍梨を勤めたゲシェー・ソナム師自身の担当で開講された、生起次第と究竟次第を解説するコースです。主なテキストとして、ダライ・ラマ14世法王の講伝録を用いています。
「ヤマーンタカ 一尊」の行法は、「秘密集会」聖者流に近似した深遠な内容でありながら、簡潔で実修しやすいという特長があります。ゲシェー・ソナム師自身も、三年間の大親近行を実修した際の本尊は、ヤマーンタカ 一尊です。文殊とヤマーンタカの化身であるツォンカパ大師の600年御遠忌にあたり、ヤマーンタカ 一尊を徹底的に修行したゲシェー・ソナム師からその教えを受けるのは、とても素晴らしい御縁だといえるでしょう。ヤマーンタカ一尊の二次第を詳しく学びたい方へお奨めのコースです。
※ 本コースは、無上瑜伽タントラの大灌頂を受けている方のみ受講できます。
〔担当:齋藤保高〕 【通信受講併用】
日曜 午前11時~12時30分 5月24日開講 5箇月コース(R2.9月末まで) 33,000円/5箇月
ツォンカパ大師600年御遠忌を記念して5月の連休に「ヤマーンタカ一尊」の大灌頂を厳修したのに合わせて開講した、成就法広本と親近行を詳しく学ぶためのコースです。今回の大灌頂では「六座グルヨーガ」に加え、「ヤマーンタカ 一尊成就法」略本の修行も三昧耶(誓約事項)となりましたが、略本を正しく修行するためには、できれば広本についてよく知っておくことが大切です。
「ヤマーンタカ 一尊」の行法は深遠にして簡潔なため、親近行を実修するのにも大変適しています。本コースでは、大阿闍梨チャンパ・リンポチェ師のもとで講師が親近行を実修した際の記録などをもとに、親近行のやり方や、護摩などの諸儀軌についても説明する予定です。ヤマーンタカ一尊の成就法と関連儀軌を詳しく学びたい方へお奨めのコースです。
※ 本コースは、無上瑜伽タントラの大灌頂を受けている方のみ受講できます。受講資格や通信受講の方法など、御不明な点は遠慮なく御相談ください。
〔担当:クンチョック・シタル〕 【通信受講専用コース】
5月下旬開講 5箇月コース (R2.9月末まで) 33,000円/5箇月
インド仏教論理学の開祖である大論師ディグナーガ(陳那)の主著『集量論(プラマーナサムッチャヤ)』を、根本頌と自註を併せて講読します。仏教論理学を集大成した大論師ダルマキールティ(法称)の『量評釈(プラマーナヴァールッティカ)』も、この『集量論』に対する解説書と位置づけられるので、論理学を学ぶにあたって『集量論』は避けて通れない根本典籍といえるでしょう。
仏教論理学に関心のある方や、チベット語での論理的表現法を学びたい方へ是非お奨めしたいコースです。通信受講専用のため、遠方の方やお忙しい方でも受講できます。
〔担当:ガワン・ウースン〕
土曜 午後3時15分~4時45分 5月23日開講 5箇月コース(R2.9月末まで) 33,000円/5箇月
チベット語の基本を学んでいる方のための上級コースです。ポタラ・カレッジ定期講習のチベット語コースは、経験豊富なネイティブの講師が、チベットの伝統的な方法に則して懇切丁寧に指導します。そのため、大学等に於けるアカデミックな語学学習と比べ、実践的な応用力を身につけられます。この5月からも、簡単な構文をもとにして、会話と文法を引き続き学びます。チベット語に関心のある方に是非お奨めのコースです! 以前にチベット文字を勉強したことのある方なら、今期から受講することもできると思います。レベルが合うかどうか、一度実際に見学してみてください(一コース1回は、無料で見学できます)。
〔担当:ガワン・ウースン〕
日曜 午後1時30分~3時 5月24日開講 5箇月コース(R2.9月末まで) 33,000円/5箇月
チベット語でチベット文化を学び、内容の濃い会話ができるようになることを目指します。ナーガールジュナの『友人への手紙(勧戒王頌)』や、サキャパンディタの『サキャ・レクシェー』などを読んでゆきます。
以前にチベット語を学んだ経験のある方が、再び勉強を始めたいとお考えの場合にも、本コースは適していると思われます。一度実際に見学してみてください(一コース1回は、無料で見学できます)。
※ 「チベット語入門コース」の新規開講を御案内しておりましたが、緊急事態宣言が継続されることになったのを受け、改めて役員で協議した結果、10月下旬に延期となりました。御迷惑をおかけして、大変申し訳ありません。秋の開講時に御都合よければ、是非ご参加ください。お待ちしております。
インターネットで受講のお申し込みができます。
受講申込 ←このボタンを押し、フォームに必要事項を御記入のうえ、送信してください(受講科目名の記載を忘れないよう御注意願います)。
受講申し込みの後、受講費を納付なさってください(分割・延納もできます)。
ポタラ・カレッジ東京センターの窓口で直接納付していただくか、
1.三菱UFJ銀行 神田駅前支店 普通 2405078 チベット仏教普及協会
2.郵便振替 00170-9-29701 チベット仏教普及協会
宛てに御送金いただくこともできます(領収書は、直近にお送りする御案内に同封します)。
「どの科目を、どんな順序で受けたらよいのか分からない」、「内容をもっと詳しく知りたい」、「予備知識がなくても大丈夫?」…。そんな疑問や質問のある方は、お気軽に御相談ください。メール(info@potala.jp)で受講相談できます。本サイトのお問い合わせフォームを御利用いただくこともできます。こちら
また、東京センターの6箇月コースについては、一科目1回無料で見学(試聴)することができます(「灌頂受法者」等の受講条件があるコースは、見学の場合もその条件を満たしている必要があります)。講義の内容や講師の教え方を実際に体験してから、受講するかどうか決めることも可能です。
東京センターのコース方式の科目を受講する場合は、ポタラ・カレッジの会員(準会員・正会員・賛助会員のいずれか)になっていただきます。未入会の方は、入会の手続きも併せてお願いします。本サイトからでも可能です。こちら
上記の無料見学は、会員でなくても可能です。
東京センターの5箇月コースを同一期間に3科目以上受講する場合、受講費を割り引き致します。3科目めは2割引、4科目めは3割引、5科目め以降は4割引となります。各科目の受講費が異なる場合、金額の高い方から順に大きい割引の対象とします。これは、勉強と修行に努力・精進なさっている方の経済的な負担を、少しでも軽減するための措置です。
また、5箇月コースの受講費を開講時に一括納付するのが難しい場合は、分割延納することも可能です。その場合、半額を7月末まで、残りの半額を9月末までに納付していただくことになります。
定期講習に出席できない遠方の方、お忙しい方に配慮し、ポタラ・カレッジでは、2010年から通信受講を正式に行なっております。こうした経験を生かし、新型コロナウイルス流行による臨時休講の補講期間中は、全科目通信受講方式で対処することができました。
今期の開講時も、最初は全科目通信受講方式でスタートせざるを得ない状況のため、従来の方法に一層工夫を重ね、少しでも受講者の方々にとって便利になるよう心掛けたいと思います。
通信受講では、講義を録音した音声ファイル(MP3形式)を、次の①~④の方法で提供します。MP3は汎用性の高い音声データで、パソコンや多くのCDプレーヤーで再生可能です。但し、音楽用のCDとはデータ形式が異なるため、一部のCDプレーヤーでは再生できないこともあります。
録音と併せて、各科目の必要性に応じ、テキスト、資料、画像、講師のメモ書き(板書に相当)、動画なども提供します。
① CD-Rディスクに2週間分のMP3音声データを入れ、資料等とともに、原則月2回郵送します。
② 御自分で用意したUSBメモリを当方へ郵送していただき、それにMP3音声データを入れて、資料等とともに返送することもできます。やり取りする頻度は、受講者のペースで自由にできます。
③ 大容量ファイル転送サービスを利用し、MP3音声データを毎週ダウンロードできるようにします。ダウンロードを案内するメールに、資料等は添付します(大きいものは、別途郵送します)。これは、4月の補講期間に一部科目で試行し、今期から正式に実施する方法で、①や②より早く録音等を入手できます。
④ 上記3つの方法で対応しにくい方は、メールで御相談ください。なるべく個々の御事情に配慮し、柔軟に対処したいと思いますので、遠慮なくおっしゃってください。
ポタラ・カレッジの通信受講は、録音の提供だけに終わってしまわないようにするため、受講者からの質問をEメールや郵便等で受け付けます。回答は、授業の中で行ないます(文書による回答は原則として行ないません。個人的な内容の場合は、後日電話で講師が回答します)。
定期講習やその他の行事に支障のない範囲で、個人教授を行なうことも可能です。場所は原則として東京センター、時間帯はほぼ平日の午後になります。個人教授の場合、漠然と「チベット仏教を学びたい」というようなことよりも、具体的に学びたいテキストや内容が特定されているほうが対応しやすいです。内容や来られる曜日によって担当講師を決めたうえで、毎回の日時は担当講師と直接相談して決めます。費用は、原則として1時間あたり3,000円です(二人以上の場合は、一人1時間あたり2,000円)。
また、様々な団体等が主催する講演会や勉強会などに、講師を派遣することも可能です。定期講習や諸行事に支障のない範囲というのが原則ですが、若干の調整は可能な場合もありますので、まずは電話やメール等で御相談ください。
※ 実施日と会場が変更になりました。御注意ください。
会場は、今期に限り、2月までと同じ應典院で暫定的に実施します。日にちは、下記のとおり変則的になりますが、すべて日曜で時間は従前どおりです。受講者の皆様には、たびたびの変更で、大変申し訳ございません。実施日変更のために出席できなくなった方へは、録音を提供するように致します。
大阪教室は、2016年4月から全てクンチョック・シタル師が担当しています。
毎月原則第4日曜に、下記の2科目を実施します。
2020年9月までの実施予定日は、7月12日(日)、8月23日(日)、9月6日(日)、9月13日(日)の4回です。
大阪教室の会場
應典院(おうてんいん); 大阪市天王寺区寺町1-1-27 (TEL.06-6771-7641) 地図
日本橋駅8番出口より東へ歩7分。谷町九丁目駅、上本町駅3番出口より西へ歩8分
※ 大阪教室の講習内容についてのお問い合わせ電話は、会場の應典院ではなく、ポタラ・カレッジ東京センター(TEL.03-3251-4090)へお願いします。
※ 10月からは、別な会場となります。
〔担当:クンチョック・シタル〕
午前11時~午後1時 受講費3,000円/1回、8,500円/4回分前納
ツォンカパ大師の密教の主著として名高い『真言道次第広論(ガクリム・チェンモ)』のうち、無上瑜伽タントラの総論を説く第十一品について解説します。その中では、無上瑜伽タントラ大灌頂を受けた後に最初の課題となる三昧耶と律儀の保持(「六座グルヨーガ」に相当する内容)、生起次第と究竟次第を聞と思によって学ぶ方法、生起次第と究竟次第の両方を修習する必要性とその順序などを学ぶことができます。こうした知識は、「成就法」など生起次第の具体的な実践を裏づける理論として、是非知っておきたい内容です。無上瑜伽タントラの入門としてお奨めのクラスです!
〔担当:クンチョック・シタル〕〕 NEW!
午後2時~4時 受講費3,000円/1回、8,500円/4回分前納
「前行」とは、チベット語で「グンド」といい、本格的な密教の門へ入るために必要とされる準備段階の修行です。一般には、①帰依と菩提心、②金剛薩埵の浄化法、③曼荼羅供養、④グルヨーガの四者を前行の内容としています。今回は、「帰依と菩提心」の行法を伝授し、瞑想を実践します。これは、四前行の中でも冒頭に位置づけられ、最も大切な内容です。この7月から新規開講、チベット仏教の実践修行や瞑想に関心のある方へお奨め。四前行の一番最初から習うチャンスです!
◎『チベット密教 瞑想入門』(ゲシェー・ソナム・ギャルツェン/法蔵館)をテキストに用います。
1クラス4回分を初回に前納した場合、8,500円となります。
1回単位で受講し、結果として4回出席しても、割引にはなりません。
インターネットで受講のお申し込みができます。
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受講費は、当日会場で納付なさってください。
1955年、チベット本土のティンリ村に生まれる。中国のチベット侵攻により、少年期にインドへ亡命。'73年より、ダライ・ラマ法王仮宮殿のお膝下に新設されたダラムサラ仏教論理大学で、チベット仏教の伝統的な学問と修行を積む。'83年に来日。日本仏教を学び、比較研究を行なう。'92年、大正大学大学院文学研究科博士課程(仏教学専攻)満了。ダライ・ラマ法王日本代表部事務所(チベットハウス)文化交流担当となり、'98年まで勤務。現在、チベット仏教普及協会(ポタラ・カレッジ)会長。照光精舎宗教文化研究所研究員。'96年、ゲルク派大本山デプン寺ロセルリン学堂にて、「ゲシェー」(仏教哲学博士)の学位を取得する。2011年秋から三年間の大親近行(密教の集中的な瞑想修行)に入り、’14年秋に付加行の護摩を伴い満願。
1952年、チベット本土のリラ村に生まれる。インドへ亡命の後、'73年よりダラムサラ仏教論理大学で学修。'83年、ソナム師とともに来日。共同で様々な研究活動に携わり、'92年に大正大学大学院文学研究科博士課程(仏教学専攻)を満了。ダライ・ラマ法王日本代表部事務所文化 交流担当となり、'98年まで勤務。現在、チベット仏教普及協会副会長。智山伝法院非常勤講師。
1965年、ネパールの亡命チベット人社会に生まれる。ニンマ派のザ・ルンブ寺に入門し、'80年よりダラムサラ仏教論理大学で学修。卒業後さらにニンマ派の伝統的な修行を積み、'95年に来日。'98年まで、立正大学仏教学部研究生。日本仏教を学ぶ傍ら、チベット語や僧院教育基礎課程の指導に従事。現在、チベット仏教普及協会専任講師。立正大学法華経文化研究所研究員。
1959年、東京都生まれ。'82年、早稲田大学政治経済学部卒業。図書館勤務などを経て、'92年から'98年まで、ダライ・ラマ法王日本代表部事務所広報担当。現在、チベット仏教普及協会事務局長。'89年以来、ソナム、クンチョック両師のもとで、チベット仏教の基本を学び実修。大本山デプン寺ロセルリン学堂の大阿闍梨チャンパ・リンポチェ師のもとで、「秘密集会」二次第や「ヤマーンタカ」を中心に密教を学修。また、ギュトゥー寺のゲン・ゲドゥン大阿闍梨やゲシェー・ララムパ・ケートゥプ・ノルサン師から、無上瑜伽タントラ三大本尊の伝授を受法。チベット語仏典の和訳や、チベット仏教に関する執筆活動を手がける。
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