チベット仏教普及協会
《ポタラ・カレッジ》
《ポタラ・カレッジ》
本当の仏教が、ここにある!!
日本語で学び実践できるチベット仏教
充実の新コースがこの春から始まります
ポタラ・カレッジは、ダライ・ラマ法王直系の正統なチベット仏教を日本国内で本格的に学び実践するため、その拠点として設立された団体です。
ポタラ・カレッジの仏教や語学の定期講習は、初心者にも分かりやすく、しかも本物志向の内容で、多くの皆様から高い評価をいただいております。
この春からは、「パンチェン・ラマ 智慧と我執の対論」、「前行道場 金剛薩埵」、「ツォンカパ 三昧耶戒解説」、「ヤマーンタカ 一尊の成就法と親近行」、「ダライ・ラマ ヤマーンタカ一尊二次第」、「ディグナーガ 集量論」、「倶舎論第四品 カルマの解説」の7科目が新規開講されます。
お釈迦様から八大祖師を経て伝えられたインド直系の仏教。 その瞑想は、実に奥が深く、極めて神秘的な世界です。 そうしたチベット仏教の極意を、ポタラ・カレッジで皆様が学ばれるという、 これ以上に幸せなことはないと思います。(宮坂宥勝先生;本会設立大法要での御祝辞より)
ポタラ・カレッジ定期講習の特色
ポタラ・カレッジのチベット仏教定期講習は、あくまでチベットの伝統教学に則した立場を堅持しながら、現代日本の状況に合わせて分かりやすい説明を心かげています。チベット人講師は、全員日本語が堪能で、日本仏教の研究も行なっています。もともとチベット語と日本語は言語としての発想が非常に近く、しかも双方の仏教には共通の経典や用語が数多くあります。それゆえ、チベット語の原典に説かれている教えを直接日本語で説明することは、ポタラ・カレッジの講師にとっては、とても自然な流れでできることなのです。通訳や英語などを媒介せず、本物のチベット仏教を身近に学修できる点は、ポタラ・カレッジ定期講習の大きな特色といえます。
受講しやすさに配慮
ポタラ・カレッジの定期講習では、通信受講、無料見学、受講費の割引きや分割延納など、受講者目線で参加しやすい環境作りを心がけています。
もくじ
科目名等をクリック(タップ)すると説明が表示されます。
会場への行き方は、こちらを御覧ください。
〔担当:ゲシェー・ソナム・ギャルツェン〕
日曜 午後3時15分~4時45分 4月21日開講 6箇月コース(R1.9月末まで) 36,000円/6箇月
チベット仏教の伝統に則して、瞑想の正しい座法、呼吸法、心の集中法などを、繰り返し指導して練習を重ねます。それとともに、各回ごとに瞑想の対象となるテーマを決め、その内容を説明してから瞑想を実践します。
現在は、昨秋のダライ・ラマ法王猊下による来日御法話のテーマである論師カマラシーラの『修習次第・中篇』に説かれている瞑想を、順番に説明しながら実修しています。『修習次第』には、慈悲の瞑想から高度な止観に至るまで、様々な瞑想の教えが凝縮して説かれているので、それらを順に ゆっくり丁寧に解説し、実践指導してゆきます。
「チベット仏教の瞑想を体験してみたい」、「日常生活の中で、心を落ち着けて瞑想する時間を持ちたい」、そして「修習次第の教えを、実践的に習得したい」という方へお奨めです!
〔担当:ゲシェー・ソナム・ギャルツェン〕 NEW!
日曜 午後5時~6時30分 4月21日開講 6箇月コース(R1.9月末まで) 36,000円/6箇月
「前行」とは、チベット語で「グンド」といい、本格的な密教の門へ入るために必要とされる準備段階の修行です。一般には、①帰依と菩提心、②金剛薩埵の浄化法、③曼荼羅供養、④グルヨーガの四者を前行の内容としています。今回は、半年間かけて、「金剛薩埵の浄化法」の行法を伝授し、修行を実践します。これは、百字真言の念誦を通じて悪いカルマを浄化する内容で、様々な戒律の違越を浄治するためにも効果的なので、是非習得しておきたい重要な行法です。
「前行道場」では、四つの前行を順番に取りあげてゆくので、「金剛薩埵」を行じるのは早くて2年に一度です。前行の実修指導に豊富な経験を有するゲシェー・ソナム師の担当で、この春に新規開講。「チベット仏教の修行を体系的に実践したい」という方、そして「懺悔の修行を実践したい」という方にお奨めのコースです!
◎ 導師の著書『チベット密教 瞑想入門』(法蔵館)をテキストに用います。
※ 5月4日(土)に、「ツォンカパ大師600年御遠忌記念 GW密教伝授」の一環として、ゲシェー・ソナム・ギャルツェン師が「金剛薩埵父母尊の許可灌頂」を授けます。「金剛薩埵の浄化法」を修行するにあたり、許可灌頂の受法は必須でありませんけれど、受けていた方が本尊の加持力が強いことは言うまでもないので、本コースを受講する方には是非お奨めします。
〔担当:ゲシェー・ソナム・ギャルツェン〕 【通信受講併用】 NEW!
土曜 午後6時45分~8時15分 4月20日開講 6箇月コース (R1.9月末まで) 36,000円/6箇月
パンチェン・ラマ一世(四世)ロサン・チューキ・ギェルツェン大師の『智慧と我執の対論』という教えを読み解きます。これは、他教や仏教内部の他学派の所説を否定しつつ、中観帰謬論証派の見解へ導く内容となっています。ダライ・ラマ14世法王も、この教えを学修することで、それまでの御自身の中観理解が自立論証派寄りであったことに気づき、帰謬論証派の見解へ向上させることができた・・とおっしゃっています。そのようにこの教えは、哲学的なロジョン(心の訓練)と位置づけられるものです。また、顕教のマハームドラーを説き明かす内容と言うこともできます。
本コースでは、ポタラ・カレッジで初めて扱うこのテキストを、大阿闍梨トクデン・リンポチェ猊下から講師が授かったた阿含(ルン)の伝授とともに解説します。この春新規開講、中観帰謬論証派の見解を実践的に学びたい方へお進のコースです! 通信受講併用、遠方の方も受講できます。
〔担当:ゲシェー・ソナム・ギャルツェン〕 【通信受講併用】
金曜 午後6時30分~8時 4月26日開講 6箇月コース (R1.9月末まで) 36,000円/6箇月
仏教全体の教理・実践をまとめた一大体系「ラムリム」を、本格的にじっくり学ぶコースです(「ラムリム」の概要については、こちらも御参照ください)。
「ラムリム」の教えは、チベット仏教中興の祖師アティーシャを源流とし、ゲルク派宗祖ツォンカパ大師によって集大成されました。師事作法、有暇具足、無常、帰依、因果と止悪修善、出離、三学、発菩提心、六波羅蜜と四摂事、止観などが主なテーマとなり、これらによって顕密共通の仏教の要点を矛盾なく整理しています。それゆえ、密教の本格的な灌頂を受けるためには、あらかじめ「ラムリム」の教えを習得しておく必要があるのです。
本コースでは、ツォンカパ大師の『菩提道次第略論(ラムリム・チュンワ)』に準拠しつつ、「ラムリム」の指導に長年の経験を有する講師が、初心者にも分かりやすく丁寧に説明します。現在は、精神集中の瞑想である止住の理論を学んでいます。止観について詳しく学修したい方へ、是非お奨めです! 通信受講併用のため、遠方の方やお忙しい方でも受講できます。
〔担当:クンチョック・シタル、ガワン・ウースン〕 【通信受講併用】
第2・第4木曜 午後2時30分~4時 4月25日開講 18,000円/10回
チベット仏教の教理と実践を体系的にまとめた「ラムリム(道次第)」の教えを、特に初心者向けに分かりやすく説明します(「ラムリム」の概要については、こちらも御参照ください)。クンチョック・シタル師とガワン・ウースン師が交替で担当します。
令和元年9月までの実施日は、4/25、5/9、5/23、6/13、6/27、7/11、7/25、8/22(または29)、9/12、9/26を予定しています(但し、ポタラ・カレッジの行事等の都合で変更となる場合もあります)。平日の昼間だと御都合のよい方に適していますが、通信受講併用のため、遠方の方やお忙しい方でも受講可能。初めてチベット仏教を学ぶ方へ特にお奨めです!
◎ 『ラムリム伝授録Ⅰ』(ソナム、藤田/ポタラ・カレッジ チベット仏教叢書1)をテキストに用います。
〔担当:クンチョック・シタル〕 【通信受講併用】
木曜 午後6時30分~8時 4月25日開講 6箇月コース(R1.9月末まで) 36,000円/6箇月
大祖師ナーガールジュナ(龍樹)による「中観六論書」の一つに数えられる『六十頌如理論』を、チャンドラキールティ(月称)の註釈に沿って読み解きます。『六十頌如理論』の特色は、諸存在の両面の在り方として設定される空性と縁起のうち、特に縁起を詳しく説いている点です。それも、大論師チャンドラキールティの『六十頌如理論註』は、ツォンカパ大師が重要な論点でこれを引用していることからも分かるように、中観帰謬論証派の縁起説を学ぶうえで欠かせないものといえます。
本コースでは、重要なわりに顧みられることの少ない『六十頌如理論』を、中観哲学に造詣の深いクンチョック師とともに読み解いてゆく、大変貴重な機会です。中観派の縁起説を本格的に学びたい方へ、是非お奨めのコースです! 通信受講併用のため、遠方の方やお忙しい方にも適しています。
〔担当:ガワン・ウースン〕 【通信受講併用】
月曜 午後6時30分~8時 4月22日開講 6箇月コース(R1.9月末まで) 36,000円/6箇月
チベットの僧院教育で「中観学」の最重要典籍とされるチャンドラキールティ(月称)の『入中論』を、本コースでは丁寧に読み解いてゆきます。
この春からは、全篇の末尾を飾る「果の地」を学び、今期で全て完結する予定です。中観帰謬論証派の見解を徹底的に学びたい方へ、是非お奨めのコースです! 通信受講併用方式なので、遠方の方やお忙しい方にも適しています。
〔担当:ガワン・ウースン〕 【通信受講併用】
火曜 午後6時30分~8時 4月23日開講 6箇月コース(R1.9月末まで) 36,000円/6箇月
『縁起賛(テンデル・トゥーパ)』は、縁起の法を説示した教主釈尊の偉大な功徳を礼賛するため、ゲルク派宗祖ツォンカパ大師がまとめた短い偈頌です。その中では、縁起と無自性(空性)の関係を整理する形で、ツォンカパ大師御自身の中観思想が簡潔に提示されています。
本コースでは、18世紀の大学僧チャンキャ・ルルペー・ドルジェによる註釈などをもとに、『縁起賛』の教えを懇切丁寧に紐解きます。通信受講併用なので、遠方の方、お忙しい方も受講できます。
※ 『縁起賛』の解説が8月6日で終了したため、夏季休講明けの8月27日(火)から9月24日(火)までの間、ナーガールジュナ(龍樹)の小品『縁起心論』について解説します。『縁起心論(テンデル・ニンポ)』は、まず十二縁起を煩悩・業・苦という3つのカテゴリーに集約し、煩悩によって業が生じ、業によって苦が生じ、苦によってまた煩悩が生じる・・という流転の縁起を提示します。そのうえで、我と我所の実体視を断じることで、輪廻から解脱する・・という還滅の縁起を説き明かします。この期間だけ、新たに受講することも可能です(費用7,500円)。既に本コースを受講している方は、そのまま継続して受講できます。
〔担当:ガワン・ウースン〕 【通信受講専用コース】 NEW!
4月下旬開講 6箇月コース (R1.9月末まで) 36,000円/6箇月
阿毘達磨(アビダルマ)は、小乗・大乗・密教に共通する仏教の基礎学です。大論師ヴァスバンドゥ(世親)の『倶舎論』は、阿毘達磨の代表的な聖典として、チベットでも日本でも大変よく知られています。
本コースでは、『倶舎論』のうち業品第四を、ダライ・ラマ一世ゲドゥン・トゥプによる註釈『解脱道作明』に準拠して読み解きます。第四品の内容は、カルマについての様々な考察や、戒律に関する諸論議を説くものです。この春新規開講、カルマや戒律について詳しく学びたい方にお奨めのコースです! 通信受講専用コースのため、遠方の方やお忙しい方でも受講できます。
◎ 講師の共訳書『全訳 ダライ・ラマ1世 倶舎路名註“解脱道解明”』(起心書房)をテキストに用います。
〔担当:クンチョック・シタル〕 【通信受講併用】 NEW!
土曜 午前11時~12時30分 4月20日開講 6箇月コース(R1.9月末まで) 39,000円/6箇月
無上瑜伽タントラや瑜伽タントラの灌頂では、菩薩戒とともに三昧耶戒(密教戒)を受戒することになります。無上瑜伽タントラ等の灌頂を受けた修行者にとっては、三昧耶戒こそが、最も重大な律儀と位置づけられます。この点を自覚し、三昧耶戒の意味内容、とりわけ十四根本罪の中身については、よく学んで違越しないように気をつけなければいけません。
本コースでは、ツォンカパ大師が詳説した『三昧耶戒解説(ツァトゥン・ナムシェー)』を講読し、十四根本罪や支分について理解を深めてゆきたいと思います。この春新規開講、密教戒に関心のある方へ、特にお奨めのコースです! 通信受講併用なので、遠方の方、お忙しい方も受講できます。
※本コースは、瑜伽タントラ、及び無上瑜伽タントラの大灌頂を受けている方のみ受講できます。
〔担当:ガワン・ウースン〕 【通信受講専用コース】
4月下旬開講 6箇月コース (R1.9月末まで) 39,000円/6箇月
ツォンカパ大師の二大弟子の一人であるケートゥプ・ジェがまとめた『密教総説(ギューデ・チーナム)』を読み解き、所作・行・瑜伽・無上瑜伽という四部タントラの枠組みを概観します。この典籍は、ツォンカパ大師の『真言道次第広論(ガクリム・チェンモ)』の要約とも位置づけられるけれど、『ガクリム』が行法や実践理論を中心に解説しているのを補完する形で、諸タントラの聖典と本尊の分類・整理など、『ガクリム』では触れていないテーマにも言及しています。この春からは、無上瑜伽タントラの解説に入ります。密教の勉強を始めたいとお考えの方へお奨めです! 通信受講専用コースのため、遠方の方にも適しています。
〔担当:ゲシェー・ソナム・ギャルツェン〕 【通信受講併用】
土曜 午後5時~6時30分 4月20日開講 6箇月コース(R1.9月末まで) 39,000円/6箇月
「秘密集会」生起次第の行法解説のコースです。アク・シェーラプ・ギャツォの註釈書に基づき、灌頂を受けた後に修行する生起次第の中身を解説してゆきます。この註釈書の特色は、口伝のみで伝えられてきた秘訣なども、詳細に書き記している点です。これに加え、ナーガールジュナの『成就法要集』と『経合集』、ナーガボーディ(龍智)の『安立次第』とツォンカパによる註釈などを併せて読み解き、三身修道などの行法の理解を深めます。「秘密集会」の二次第を詳しく学びたい方に、是非お奨めのコースです! 今期は、途中から究竟次第へ入る予定です。通信受講併用。
※本コースは、無上瑜伽タントラの大灌頂を受けている方のみ受講できます。
〔担当:齋藤保高〕 【通信受講併用】
土曜 午後1時30分~3時 4月20日開講 6箇月コース(R1.9月末まで) 39,000円/6箇月
「秘密集会」聖者流の究竟次について、ツォンカパ大師が詳しく解説した『五次第明灯(リムガ・セルドゥン)』を、全篇講読します(チベット語を学んでいなくても受講可)。この『五次第明灯』は、他の著作で明らかにされていないツォンカパ大師の最終的な立場を、極めて明確に提示しています。そうした内容は、他の無上瑜伽タントラのの修行にも、大変役にたつものです。
この春からは、定寂心の本格的な内容へ入り、顕明・増輝・近得・喩えの光明などについて詳しく学びます。無上瑜伽タントラの高度な実践理論を勉強したい方へ、お奨めのコース! 通信受講併用。
※ 本コースは、無上瑜伽タントラの大灌頂を受けている方のみ受講できます。
〔担当:ゲシェー・ソナム・ギャルツェン〕 【通信受講併用】 NEW!
水曜 午後6時30分~8時 4月24日開講 6箇月コース(R1.9月末まで) 39,000円/6箇月
ツォンカパ大師600年御遠忌を記念して5月の連休に「ヤマーンタカ 一尊」の大灌頂を厳修するのに合わせ、生起次第と究竟次第を解説するコースを、大灌頂の大阿闍梨を勤めるゲシェー・ソナム師自身の担当で開講します。主なテキストとして、ダライ・ラマ14世法王の講伝録を用いる予定です。
「ヤマーンタカ 一尊」の行法は、「秘密集会」聖者流に近似した深遠な内容でありながら、簡潔で実修しやすいという特長があります。ゲルク派のラマたちは、「秘密集会聖者流をよく学び、ヤマーンタカ 一尊を徹底的に修行する」というスタンスの方が多いです。ゲシェー・ソナム師自身も、三年間の大親近行を実修した際の本尊は、ヤマーンタカ 一尊です。文殊とヤマーンタカの化身であるツォンカパ大師の600年御遠忌にあたり、ヤマーンタカ 一尊を徹底的に修行したゲシェー・ソナム師からその教えを受けるのは、とても素晴らしい御縁だといえるでしょう。この春新規開講、ヤマーンタカ一尊の二次第を詳しく学びたい方へお奨めのコースです! 通信受講併用のため、遠方の方やお忙しい方にも適しています。
※ 本コースは、無上瑜伽タントラの大灌頂を受けている方のみ受講できます。
〔担当:齋藤保高〕 【通信受講併用】 NEW!
日曜 午前11時~12時30分 4月21日開講 6箇月コース(R1.9月末まで) 39,000円/6箇月
ツォンカパ大師600年御遠忌を記念して5月の連休に「ヤマーンタカ一尊」の大灌頂を厳修するのに合わせて開講する、成就法広本と親近行を詳しく学ぶためのコースです。今回の大灌頂では「六座グルヨーガ」に加え、「ヤマーンタカ 一尊成就法」略本の修行も三昧耶(誓約事項)となりますが、略本を正しく修行するためには、できれば広本についてよく知っておくことが大切です。
「ヤマーンタカ 一尊」の行法は深遠にして簡潔なため、親近行を実修するのにも大変適しています。本コースでは、大阿闍梨チャンパ・リンポチェ師のもとで講師が親近行を実修した際の記録などをもとに、親近行のやり方や、護摩法などの諸儀軌についても説明する予定です(親近行についてはこちらの記事を御参照ください)。この春新規開講、ヤマーンタカ一尊の成就法と関連儀軌を詳しく学びたい方へお奨めのコースです! 通信受講併用のため、遠方の方やお忙しい方にも適しています。
※ 本コースは、無上瑜伽タントラの大灌頂を受けている方のみ受講できます。受講資格や通信受講の方法など、御不明な点は遠慮なく御相談ください。
〔担当:クンチョック・シタル〕 【通信受講専用コース】 NEW!
4月下旬開講 6箇月コース (R1.9月末まで) 39,000円/6箇月
インド仏教論理学の開祖である大論師ディグナーガ(陳那)の主著『集量論(プラマーナサムッチャヤ)』を、根本頌と自註を併せて講読します。仏教論理学を集大成した大論師ダルマキールティ(法称)の『量評釈(プラマーナヴァールッティカ)』も、この『集量論』に対する解説書と位置づけられるので、論理学を学ぶにあたって『集論論』は避けて通れない根本典籍といえるでしょう。
この春新規開講、仏教論理学に関心のある方や、チベット語での論理的表現法を学びたい方へ是非お奨めしたいコース! 通信受講専用のため、遠方の方にも適しています。
〔担当:ガワン・ウースン〕
土曜 午後3時15分~4時45分 4月20日開講 6箇月コース(R1.9月末まで) 39,000円/6箇月
チベット語の基本をある程度学んだ方のための中級コースです。ポタラ・カレッジ定期講習のチベット語コースは、経験豊富なネイティブの講師が、チベットの伝統的な方法に則して懇切丁寧に指導します。そのため、大学等に於けるアカデミックな語学学習と比べ、実践的な応用力を身につけられます。この春からも、簡単な構文をもとにして、会話と文法の基礎を引き続き学びます。チベット語に関心のある方に是非お奨めのコースです! 以前にチベット文字を勉強したことのある方なら、 今期から受講することもできると思います。 レベルが合うかどうか、一度実際に見学してみてください(一コース1回は、無料で見学できます)。
〔担当:ガワン・ウースン〕
日曜 午後1時30分~3時 4月21日開講 6箇月コース(R1.9月末まで) 39,000円/6箇月
チベット語でチベット文化を学び、内容の濃い会話ができるようになることを目指します。サキャパンディタの『サキャ・レクシェー』や、ホトゥン・ナムカベルの『ロジョン・二メー・ウーセル』などを読んでゆきます。
以前にチベット語を学んだ経験のある方が、再び勉強を始めたいとお考えの場合にも、本コースは適していると思われます。一度実際に見学してみてください(一コース1回は、無料で見学できます)。
インターネットで受講のお申し込みができます。
受講申込 ←このボタンを押し、フォームに必要事項を御記入のうえ、送信してください(受講科目名の記載を忘れないよう御注意願います)。
受講申し込みの後、受講費を納付なさってください(分割・延納もできます)。
ポタラ・カレッジ東京センターの窓口で直接納付していただくか、
1.三菱UFJ銀行 神田駅前支店 普通 2405078 チベット仏教普及協会
2.郵便振替 00170-9-29701 チベット仏教普及協会
宛てに御送金いただくこともできます(領収書は、直近にお送りする御案内に同封します)。
「どの科目を、どんな順序で受けたらよいのか分からない」、「内容をもっと詳しく知りたい」、「予備知識がなくても大丈夫?」…。そんな疑問や質問のある方は、お気軽に御相談ください。毎日(月曜・祝日を除く)午後1時から午後6時半頃まで、東京センターの窓口、または電話(03-3251-4090)にて承わります。担当講師と直接お話しすることも可能です。メール(info@potala.jp)での受講相談もできます。本サイトのお問い合わせフォームを御利用いただくこともできます。こちら
また、東京センターの6箇月コースについては、一科目1回無料で見学することができます(「灌頂受法者」等の受講条件があるコースは、見学の場合もその条件を満たしている必要があります)。講義の内容や講師の教え方を実際に体験してから、受講するかどうか決めることも可能です。
東京センターのコース方式の科目を受講する場合は、ポタラ・カレッジの会員(準会員・正会員・賛助会員のいずれか)になっていただきます。未入会の方は、入会の手続きも併せてお願いします。本サイトからでも可能です。こちら
上記の無料見学は、会員でなくても可能です。
東京センターの6箇月コースを同一期間に3科目以上受講する場合、受講費を割り引き致します。3科目めは2割引、4科目めは3割引、5科目め以降は4割引となります。各科目の受講費が異なる場合、金額の高い方から順に大きい割引の対象とします。これは、勉強と修行に努力・精進なさっている方の経済的な負担を、少しでも軽減するための措置です。
また、6箇月コースの受講費を開講時に一括納付するのが難しい場合は、分割延納することも可能です。その場合、半額を6月末まで、残りの半額を9月末までに納付していただくことになります。
これまで定期講習に参加できなかった遠方の方、お忙しい方に配慮し、2010年から通信受講を正式に始めました。通信受講は、授業の録音を、原則2週間に1回送付(または手渡し)するものです。録音メディアは、CDにMP3形式の音声データを入れて提供するか、或はICレコーダやUSBメモリを受け渡しする方法などがあります。費用は、通常の受講費に、録音メディアの実費が加算されます(ICレコーダやUSBメモリ等の場合は、現物を各自で御用意いただきます)。また郵送の場合は、宛名を記載し、必要な切手を貼付した送付用封筒を用意していただきます。
ポタラ・カレッジの通信受講は、録音の提供だけに終わってしまわないようにするため、受講者からの質問をEメールや郵便等で受け付けます。回答は、授業の中で行ないます(文書による回答は行ないません。個人的な内容の場合は、後日電話で講師が回答します)。また「併用コース」の場合は、通信受講の方でも、御本人の都合がつくときは授業に出席できます。
定期講習やその他の行事に支障のない範囲で、個人教授を行なうことも可能です。場所は原則として東京センター、時間帯はほぼ平日の午後になります。個人教授の場合、漠然と「チベット仏教を学びたい」というようなことよりも、具体的に学びたいテキストや内容が特定されているほうが対応しやすいです。内容や来られる曜日によって担当講師を決めたうえで、毎回の日時は担当講師と直接相談して決めます。費用は、原則として1時間あたり3,000円です(二人以上の場合は、一人1時間あたり2,000円)。
また、様々な団体等が主催する講演会や勉強会などに、講師を派遣することも可能です。定期講習や諸行事に支障のない範囲というのが原則ですが、若干の調整は可能な場合もありますので、まずは電話やメール等で御相談ください。
大阪教室は、2016年4月から全てクンチョック・シタル師が担当しています。
毎月原則第4日曜に、下記の2科目を実施します。
令和元年9月までの実施予定日は、4月28日(日)、5月26日(日)、6月23日(日)、7月28日(日)、8月25日(日)、9月22日(日)です(但し、ポタラ・カレッジの行事等で変更になる場合もあります)。
大阪教室の会場
應典院(おうてんいん); 大阪市天王寺区寺町1-1-27 (TEL.06-6771-7641) 地図
日本橋駅8番出口より東へ歩7分。谷町九丁目駅、上本町駅3番出口より西へ歩8分
※ 大阪教室の講習内容についてのお問い合わせ電話は、会場の應典院ではなく、ポタラ・カレッジ東京センター(TEL.03-3251-4090)へお願いします。
〔担当:クンチョック・シタル〕
午前11時~午後1時 受講費3,000円/1回、13,000円/6回分前納
ツォンカパ大師の密教の主著として名高い『真言道次第広論(ガクリム・チェンモ)』のうち、瑜伽タントラの道次第を説く第四品について解説します。その中では、瑜伽タントラを代表する『初会金剛頂経(真実摂経)』などの所説に基づき、大印・三昧耶印・法印・羯磨印という四印の枠組みや、粗大瑜伽と微細瑜伽などの行法が説き明かされています。これを紐解くことにより、無上瑜伽タントラの基礎とも位置づけられる、瑜伽タントラの実践理論を学ぶことができます。 『金剛頂経』に関心のある方へ、特にお奨めのクラスです!
〔担当:クンチョック・シタル〕
午後2時~4時 受講費3,000円/1回、13,000円/6回分前納
ダライ・ラマ法王お薦めの聖典、シャーンティデーヴァの『入菩薩行論』を、分かりやすく丁寧に解説します。『入菩薩行論』は、大乗仏教の菩提心と六波羅蜜について、その心髄を絶妙な韻律で説き明かしています。こうした教えは、チベット仏教-特に密教-を正しく実践するために必要 不可欠であり、確かな理解を得られるように繰り返し学修することが肝要です。現在は、般若波羅蜜を説く第九品を学んでいます。中観哲学に関心のある方には、特にお奨めです!
1クラス6回分を初回に前納した場合、13,000円となります。
1回単位で受講し、結果として6回出席しても、割引にはなりません。
インターネットで受講のお申し込みができます。
受講申込 ←このボタンを押し、フォームに必要事項を御記入のうえ(受講科目名の記載を忘れないよう御注意願います)、送信してください。
受講費は、当日会場で納付なさってください。
1955年、チベット本土のティンリ村に生まれる。中国のチベット侵攻により、少年期にインドへ亡命。'73年より、ダライ・ラマ法王仮宮殿のお膝下に新設されたダラムサラ仏教論理大学で、チベット仏教の伝統的な学問と修行を積む。'83年に来日。日本仏教を学び、比較研究を行なう。'92年、大正大学大学院文学研究科博士課程(仏教学専攻)満了。ダライ・ラマ法王日本代表部事務所(チベットハウス)文化交流担当となり、'98年まで勤務。現在、チベット仏教普及協会(ポタラ・カレッジ)会長。照光精舎宗教文化研究所研究員。'96年、ゲルク派大本山デプン寺ロセルリン学堂にて、「ゲシェー」(仏教哲学博士)の学位を取得する。2011年秋から三年間の大親近行(密教の集中的な瞑想修行)に入り、’14年秋に付加行の護摩を伴い満願。
1952年、チベット本土のリラ村に生まれる。インドへ亡命の後、'73年よりダラムサラ仏教論理大学で学修。'83年、ソナム師とともに来日。共同で様々な研究活動に携わり、'92年に大正大学大学院文学研究科博士課程(仏教学専攻)を満了。ダライ・ラマ法王日本代表部事務所文化 交流担当となり、'98年まで勤務。現在、チベット仏教普及協会副会長。智山伝法院非常勤講師。
1965年、ネパールの亡命チベット人社会に生まれる。ニンマ派のザ・ルンブ寺に入門し、'80年よりダラムサラ仏教論理大学で学修。卒業後さらにニンマ派の伝統的な修行を積み、'95年に来日。'98年まで、立正大学仏教学部研究生。日本仏教を学ぶ傍ら、チベット語や僧院教育基礎課程の指導に従事。現在、チベット仏教普及協会専任講師。立正大学法華経文化研究所研究員。
1959年、東京都生まれ。'82年、早稲田大学政治経済学部卒業。図書館勤務などを経て、'92年から'98年まで、ダライ・ラマ法王日本代表部事務所広報担当。現在、チベット仏教普及協会事務局長。'89年以来、ソナム、クンチョック両師のもとで、チベット仏教の基本を学び実修。大本山デプン寺ロセルリン学堂の大阿闍梨チャンパ・リンポチェ師のもとで、「秘密集会」二次第や「ヤマーンタカ」を中心に密教を学修。また、ギュトゥー寺のゲン・ゲドゥン大阿闍梨やゲシェー・ララムパ・ケートゥプ・ノルサン師から、無上瑜伽タントラ三大本尊の伝授を受法。チベット語仏典の和訳や、チベット仏教に関する執筆活動を手がける。
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