2020年秋開講 定期講習の御案内

本当の仏教が、ここにある!!

日本語で学び実践できるチベット仏教

充実の新コースがこの秋から始まります

ポタラ・カレッジは、ダライ・ラマ法王直系の正統なチベット仏教を日本国内で本格的に学び実践するため、その拠点として設立された団体です。
ポタラ・カレッジの仏教や語学の定期講習は、初心者にも分かりやすく、しかも本物志向の内容で、多くの皆様から高い評価をいただいております。
今回は、「般若心経」、「前行道場 六加行法」、「チベット語応用」、通信受講専用コース「心の訓練(ロジョン)七義」、通信受講専用コース「密教戒の根本罪」、及び大阪教室「前行・金剛薩埵」の6科目が新規開講されます。
9月に試行したオンライン講義が、今期から本格的に始動します。講義中の質疑も可能です。特に、遠方の方々にとっては、今までより便利になりますから、この機会に是非御活用ください! 詳しくはこちらを。

お釈迦様から八大祖師を経て伝えられたインド直系の仏教。 その瞑想は、実に奥が深く、極めて神秘的な世界です。 そうしたチベット仏教の極意を、ポタラ・カレッジで皆様が学ばれるという、 これ以上に幸せなことはないと思います。(宮坂宥勝先生;本会設立大法要での御祝辞より



ポタラ・カレッジ定期講習の特色
ポタラ・カレッジのチベット仏教定期講習は、あくまでチベットの伝統教学に則した立場を堅持しながら、現代日本の状況に合わせて分かりやすい説明を心かげています。チベット人講師は、全員日本語が堪能で、日本仏教の研究も行なっています。もともとチベット語と日本語は言語としての発想が非常に近く、しかも双方の仏教には共通の経典や用語が数多くあります。それゆえ、チベット語の原典に説かれている教えを直接日本語で説明することは、ポタラ・カレッジの講師にとっては、とても自然な流れでできることなのです。通訳や英語などを媒介せず、本物のチベット仏教を身近に学修できる点は、ポタラ・カレッジ定期講習の大きな特色といえます。

受講しやすさに配慮
ポタラ・カレッジの定期講習では、通信受講、無料見学、受講費の割引きや分割延納など、受講者目線で参加しやすい環境作りを心がけています。

もくじ
科目名等をクリック(タップ)すると説明が表示されます。

Ⅰ.東京センター

会場への行き方は、こちらを御覧ください。

◎ 令和3年1月8日から、首都圏で緊急事態宣言が再び発出されることになりました。講師間で協議した結果、ポタラ・カレッジ定期講習の取り扱いは、昨年の春や夏のように全科目で完全通信受講方式とするのではなく、各科目で各回毎に対応することと致します。これは、教室での講義を取りやめたとしても、オンライン講義はなるべく維持することを目指したやり方です。具体的な情報は、「新型コロナ対策」のページに一括掲載するとともに、個別には「オンライン講義の御案内」メールでその都度お知らせします。

★ 東京センターの定期講習は、今期から、原則として全科目(通信受講専用コースを覗く)で、① 教室への出席、② オンライン受講(教室の講義をZoomで同時配信)、③ 通信受講(講義の録音データをダウンロード、CD、USBメモリ等で提供)という3つの選択肢を、受講者の方がその都度自由に選べるようになります。オンライン受講や通信受講の詳しい説明は、こちらを御覧ください。
 なお今後、万一新型コロナウイルスの流行状況が大巾に悪化した場合は、一時的に教室での講義を取りやめ、通信受講等で対応することもあり得ます(すぐ上を御覧ください)。

1.瞑想教室 三十七菩薩行

〔担当:ゲシェー・ソナム・ギャルツェン〕 【オンライン受講・通信受講対応
日曜 午後3時15分~4時45分 10月25日開講 6箇月コース(R3.3月末まで) 36,000円/6箇月
 チベット仏教の伝統に則して、瞑想の正しい座法、呼吸法、心の集中法などを、繰り返し指導して練習を重ねます。それとともに、各回ごとに瞑想の対象となるテーマを決め、その内容を説明してから瞑想を実践します。
 今回は、ギェルセー・トクメー・サンポの『三十七菩薩行』を教材とし、教えの中身を平易に解説しながら、瞑想を実地に指導してゆきます。『三十七菩薩行』は、大乗仏教の修行者の心構えと実践修行を要約して説いているので、顕密共通の道の修練として非常に役だつ内容です。この秋からは、逆境を修行の道へ転じるための瞑想などを紹介します。「チベット仏教の瞑想を体験してみたい」、「生活の中で、心を落ち着けて瞑想する時間を持ちたい」、そして「三十七菩薩行の教えを、実践的に習得したい」という方へお奨めです!

2.前行道場 六加行法 NEW!

〔担当:ゲシェー・ソナム・ギャルツェン〕 【オンライン受講・通信受講対応
日曜 午後5時~6時30分 10月25日開講 6箇月コース(R3.3月末まで) 36,000円/6箇月
 「前行」とは、チベット語で「グンド」といい、本格的な密教の門へ入るために必要とされる準備段階の修行です。今回は、半年間かけて、「六加行法」の行法を伝授し、修行を実践します。これは、①道場を浄め、仏像などを安置する、②清浄なる供養を捧げる、③座法を但し、帰依と菩提心を念じる、④聖聚の世界(集会樹)を観想する、⑤七支分(礼拝・供養・懺悔・随喜・勧請・祈願・廻向)を行じ、曼荼羅を供養する、⑥至心に祈願するという六つの次第からなる前行のやり方です。それらの中に、「ラムリム」や密教の心髄が込められており、四前行(帰依と菩提心、懺悔、曼荼羅供養、グルヨーガ)の要素も全て含まれています。
 前行の実修指導に豊富な経験を有するゲシェー・ソナム師の担当で、この秋に新規開講。「体系的な修行を始めたい」という方や「六加行法や七支分の実践をしたい」という方にお奨めのコース!
◎ 導師の共著書『実践・チベット仏教入門』(春秋社)を参考図書としますが、本に載っていない儀軌や教誡も解説する予定です。

ラムリム集会樹
六加行法の「聖聚の世界」で観想する集会樹。ゲシェー・ソナム『チベット密教瞑想入門』より。

3.般若心経 NEW!

〔担当:ガワン・ウースン〕 【オンライン受講・通信受講対応
日曜 午後1時30分~3時 10月25日開講 6箇月コース(R3.3月末まで) 36,000円/6箇月
 日本の仏教でも馴染み深い『般若心経』を読み解きながら、仏教の基本を分かりやすく解説します。チベットの『般若心経』は、序分と流通分を具えた大品ですが、基本的な内容は玄奘三蔵訳とほぼ同じです。ただ文章として、「五薀皆空」が「五薀は自性が空である」となるなど、中身を理解しやすい表現となっています。この場合、「五薀とは何か?」、「自性とは何か?」、「空とは何か?」を順に考察すれば、経文の意味は極めて明確になります。
 『般若心経』の経文には、五薀・十二処・十八界や、四諦・十二縁起など、仏教全般の基礎として知っておくべき要素がたくさん出てきます。そして、これらを「空である」とか「無だ」とか説くわけですが、その意図をよく理解するならば、中観哲学の本質に迫ることができます。「色即是空、空即是色」の意味を徹底的に吟味・検証すれば、無上瑜伽タントラの光明と幻身の理解にも役だちます(チベットの『般若心経』についての概説は、こちらも御参照ください)。
 この秋新規開講の本コースは、そのように重要な『般若心経』を分かりやすく勉強する絶好の機会です。初心者の方にも是非お奨め!
◎ 参考図書:『チベットの般若心経』(ゲシェー・ソナムほか/春秋社)

4.心の訓練(ロジョン)七義 NEW!

〔担当:クンチョック・シタル〕 【通信受講専用コース
10月下旬開講 6箇月コース (R3.3月末まで)  36,000円/6箇月
 有名な『入菩薩行論』などインド大乗仏教の教えに基づき、現実の修行として、自己中心的な心を菩薩の利他心へ転換していく秘訣として説かれたのが、「ロジョン〔心の訓練〕」の教えです。これは主に、チベット仏教中興祖師アティーシャの法流たるカダム派で伝えられ、幾つかの聖典が存在します。その中でも代表的な典籍とされるのが、ゲシェー・チェカワの『心の訓練七義(ロジョン・トゥンドゥンマ)』です。
 今回のコースでは、ロジョンの指導に長年の経験を有するクンチョック・シタル師が、ダライ・ラマ二世やパンチェン・ラマ一世の解説書などをもとに、分かりやすく丁寧に説明します。この秋新規開講、大乗思想の実践に関心のある方へ是非お奨めのコースです! 通信受講専用コースのため、時間や場所の制約なく学ぶことが可能です。
◎ 参考図書:『ダライ・ラマ 他者と共に生きる』(田崎國彦、渡邉郁子訳/春秋社)、『チベット密教 心の修行』(ゲシェー・ソナム・ギャルツェン/法蔵館)

5.仏教入門 - やさしいラムリム

〔担当:クンチョック・シタル、ガワン・ウースン〕 【オンライン受講・通信受講対応
第2・第4木曜 午後2時30分~4時 10月22日開講 18,000円/10回
 チベット仏教の教理と実践を体系的にまとめた「ラムリム(道次第)」の教えを、特に初心者向けに分かりやすく説明します(「ラムリム」の概要については、こちらも御参照ください)。クンチョック・シタル師とガワン・ウースン師が交替で担当します。この秋は、輪廻からの解脱を本格的に追求する「中士と共通の道次第」へ入ります。
 令和3年3月までの実施日は、10/22、11/12、11/26、12/10、12/24、1/14、1/28、2/25、3/11、3/25を予定しています(但し、ポタラ・カレッジの行事等の都合で変更となる場合もあります)。初めてチベット仏教を学ぶ方へ特にお奨めです!
◎ 『ラムリム伝授録Ⅱ』(ゲシェー・ソナム・ギャルツェン、藤田/ポタラ・カレッジ チベット仏教叢書1)をテキストに用います。

6.弥勒菩薩「現観荘厳論」

〔担当:ガワン・ウースン〕 【オンライン受講・通信受講対応
月曜 午後6時30分~8時 10月19日開講 6箇月コース(R3.3月末まで) 36,000円/6箇月
 チベット仏教の顕密共通の実質的な所依経典は『大般若経』といえますが、その教えの実践面(経文の行間に隠れた、五道十地の修道論など)を弥勒菩薩がまとめた聖典が『現観荘厳論』です。僧院の教育課程では、『現観荘厳論』を中心とする「般若学」を、7年ぐらいかけて丁寧に学修します。
 本コースでは、リメー(無宗派)の法流に属するジャムヤン・ロテル・ワンポ師の註釈に基づいて解説します。この秋からは、道智を説く第二分へ入ります。定期講習で『現観荘厳論』全篇を詳説すると、普通は5年以上かかるけれど、今回は比較的簡略な註釈書を用いるため、2年程度で完結できると思います。五道十地の修道論を本格的に学びたい方へお奨めです!

『現観荘厳論』の経巻
写真は『現観荘厳論』の経巻冒頭に描かれた弥勒菩薩。

7.弥勒菩薩「宝性論」

〔担当:ガワン・ウースン〕 【オンライン受講・通信受講対応
火曜 午後6時30分~8時 10月20日開講 6箇月コース(R3.3月末まで) 36,000円/6箇月
 弥勒菩薩がアサンガ(無著)に授けた教えは「弥勒五法」としてまとめられていますが、その中でも特に重要なのが、前述の『現観荘厳論』と、この『究竟一乗宝性論』といえるでしょう。『宝性論』は、一切有情が有している成仏の可能性、つまり仏性(如来蔵)を説き明かした教えです。こうした仏性思想を、中観哲学と矛盾なく解釈するのが、ツォンカパ大師の伝統教学の特色です。
 本コースでは、『宝性論』を、ツォンカパ大師の直弟子ギェルツァプ・ジェによる註釈に基づいて紐解きます。仏性思想という一つの立場だけではなく、仏陀の境地の在り方(四身、十二相、etc.)について学ぶのにも、大変適した機会です。密教の本尊瑜伽は、仏陀の立場から修習することなので、 仏陀の境地の在り方を正しく知るのはとても重要です。「仏陀とは何か」を正しい論拠から学びたい方にお奨めです。

8.阿毘達磨倶舎論 - 道と修行者の解説

〔担当:ガワン・ウースン〕 【通信受講専用コース
10月下旬開講 6箇月コース (R3.3月末まで)  36,000円/6箇月
 阿毘達磨(アビダルマ)は、小乗・大乗・密教に共通する仏教の基礎学です。大論師ヴァスバンドゥ(世親)の『倶舎論』は、阿毘達磨の代表的な聖典として、チベットでも日本でも大変よく知られています。
 本コースでは、『倶舎論』のうち賢聖品第六を、ダライ・ラマ一世ゲドゥン・トゥプによる註釈『解脱道作明』に準拠して読み解きます。賢聖品第六の内容は、五道やそれを実践する修行者の考察です。新規開講ではありませんが、この秋から新しく賢聖品第六の内容へ入るので、通仏教的な五道の理解を詳しく学びたい方にお奨めです! 通信受講専用コースのため、時間や場所の制約なく学ぶことが可能です。''
◎ 講師の共訳書『全訳 ダライ・ラマ1世 倶舎路名註“解脱道解明”』(起心書房)をテキストに用います。

9.ナーガールジュナ「廻諍論」

〔担当:クンチョック・シタル〕 【オンライン受講・通信受講対応
木曜 午後6時30分~8時 10月22日開講 6箇月コース(R3.3月末まで) 36,000円/6箇月
 大祖師ナーガールジュナ(龍樹)による「中観六論書」の一つに数えられる『廻諍論』を、仏教論理学の知識にも言及しつつ平易に解説します。六論書の中でも、『中論』が空性、『六十頌如理論』が縁起、『空七十論』が因果を主に説いているのに対し、この『廻諍論』は論理学的な要素が強く、実在論の否定に焦点を当てているのが特色です。この秋からは、いよいよ中観派自身の見解を鮮明にする箇所へ入ってゆきます。
 本コースでは、六論書の中で比較的顧みられることの少ない『廻諍論』を、仏教哲学に造詣の深いクンチョック師とともに読み解いてゆく、大変貴重な機会です。中観思想や論理学を学びたい方へ是非お奨めです!

10.パンチェン・ラマ - 智慧と我執の対論

〔担当:ゲシェー・ソナム・ギャルツェン〕 【オンライン受講・通信受講対応
土曜 午後6時45分~8時15分 10月24日開講 6箇月コース (R3.3月末まで)  36,000円/6箇月
 パンチェン・ラマ一世(四世)ロサン・チューキ・ギェルツェン大師の『智慧と我執の対論』という教えを読み解きます。これは、他教や仏教内部の他学派の所説を否定しつつ、中観帰謬論証派の見解へ導く内容となっています。ダライ・ラマ14世法王も、この教えを学修することで、それまでの御自身の中観理解が自立論証派寄りであったことに気づき、帰謬論証派の見解へ向上させることができた・・とおっしゃっています。そのようにこの教えは、哲学的なロジョン(心の訓練)と位置づけられるものです。また、顕教のマハームドラーを説き明かす内容とも言えます。中観帰謬論証派の見解を実践的に学びたい方へお奨め。

11.真言道次第広論 - ガクリム・チェンモ

〔担当:ゲシェー・ソナム・ギャルツェン〕 【オンライン受講・通信受講対応
金曜 午後6時30分~8時 10月23日開講 6箇月コース (R3.3月末まで)  39,000円/6箇月
 仏教全体の教理・実践をまとめた一大体系が、広い意味での「ラムリム」ですが、その中でも顕密共通の道を詳しく説き明かしたのが、ゲルク派宗祖ツォンカパ大師による『菩提道次第広論(ラムリム・チェンモ)』です。それの続編として、密教独特の道を詳しく説き明かしたのが、『真言道次第広論(ガクリム・チェンモ)』であり、『ラムリム・チェンモ』と並んでツォンカパ大師の二大主著と位置づけられています。
 『ガクリム・チェンモ』は十四品構成で、第一品は密教の総論、第二品は『楚悉地経』など所作タントラ、第三品は『大日経』など行タントラ、第四品は『初会金剛頂経』など瑜伽タントラの解説です。第五品から第十品までは無上瑜伽タントラの灌頂や曼荼羅について詳説し、第十一品は無上瑜伽タントラ二次第の総論、第十二品は生起次第の解説、第十三品と第十四品は究竟次第の解説となっています(『ガクリム・チェンモ』の詳細な科範構成は、こちらを参照)。
 本コースでは、『ガクリム・チェンモ』を、阿含相伝(ルン)とともに解説します。この秋から学ぶ第二品では、所作タントラの道次第について、『後禅定品』などの所説をもとに、比較的詳しく考察しています。ここで四部タントラに共通する基礎的な枠組みを理解すれば、それと比較検討することを通じ、上位のタントラの特色も鮮明になってきます。三年間に渡る大親近行を満行したゲシェー・ソナム師から、密教を本格的・体系的に学びたいという方へ、是非お奨めしたいコースです!
◎ 参考図書:『ツォンカパのチベット密教』(齋藤保高/大蔵出版)
※本コースは、密教の何らかの灌頂を受けている方のみ受講できます。

12.密教戒の根本罪 NEW!

〔担当:ガワン・ウースン〕 【通信受講専用コース
10月下旬開講 6箇月コース (R3.3月末まで)  36,000円/6箇月
 密教の律儀に於ける十四根本罪などについて、詳しく学ぶコースです。サキャ派の大学者タクパ・ギェルツェンによる解説書に基づき、分かりやすく説明していきます。9月までの通信受講専用コース「師事法五十頌」にも関連する内容です。
 この秋新規開講、密教の三昧耶戒について学びたい方へお奨め! 通信受講専用コースのため、時間や場所の制約なく学ぶことが可能です。

13.「悪趣清浄タントラ」の解説

〔担当:クンチョック・シタル〕 【オンライン受講・通信受講対応
10月24日開講 6箇月コース (R3.3月末まで)  39,000円/6箇月
 四部タントラのうち瑜伽タントラを代表する聖典の一つと位置づけられる『悪趣清浄』を、ツォンカパ大師の解説書によって紐解きます。四面の普明大日を中心とする行法体系で、臨終時や葬送に関する修法の根拠ともなる教えです。日本に伝わっていないけれど、日本の密教に近い教理内容・・と位置づけることもできます。
 この秋からは、護摩など、本格的な浄化の修法についての解説へ入ります。
◎ 参考図書:『一切悪趣清浄儀軌の研究』(中島小乃美/起心書房)
※本コースは、瑜伽タントラ、または無上瑜伽タントラの灌頂を受けている方のみ受講できます。

普明大日
          四面の普明大日

14.秘密集会(グヒヤサマージャ)究竟次第の解説

〔担当:ゲシェー・ソナム・ギャルツェン〕 【オンライン受講・通信受講対応
土曜 午後5時~6時30分 10月24日開講 6箇月コース(R3.3月末まで) 39,000円/6箇月
 「グヒヤサマージャ(秘密集会)」究竟次第の行法解説のコースです。大聖者ナーガールジュナの『五次第』とツォンカパ大師『五次第明灯』に基づき、阿含相伝(ルン)とともに説明してゆきます。新規開講ではありませんが、この秋は、究竟次第の初期段階となる定寂身から勉強できます。今から「五次第」全体像を学ぶなら、こちらのコースがお奨めです。
※本コースは、無上瑜伽タントラの大灌頂を受けている方のみ受講できます。

15.五次第明灯(秘密集会究竟次第)の講読

〔担当:齋藤保高〕 【オンライン受講・通信受講対応
土曜 午後1時30分~3時 10月24日開講 6箇月コース(R3.3月末まで) 39,000円/6箇月
 「秘密集会」聖者流の究竟次第について、ツォンカパ大師が詳しく解説した『五次第明灯(リムガ・セルドゥン)』を、全篇講読します。この『五次第明灯』は、他の著作で明らかにされていないツォンカパ大師の最終的な立場を、極めて明確に提示しています。そうした内容は、他の無上瑜伽タントラの修行にも、大変役にたつものです(『五次第明灯』の科範は、こちらを御参照ください})。
 この秋は、「義の光明」についての内容へ入ります。この箇所では、聖者流究竟次第の本当の意味を掴み取るのに役だつ、極めて重要な教えが散りばめられています。幻身と光明について詳しく勉強したい方へお奨めのコースです。
※ 本コースは、無上瑜伽タントラの大灌頂を受けている方のみ受講できます。

16.ヤマーンタカ 一尊二次第の解説

〔担当:ゲシェー・ソナム・ギャルツェン〕 【オンライン受講・通信受講対応
水曜 午後6時30分~8時 10月21日開講 6箇月コース(R3.3月末まで) 39,000円/6箇月
 ツォンカパ大師600年御遠忌を記念して昨年5月の連休に「ヤマーンタカ一尊」の大灌頂を厳修したのに合わせ、大灌頂で大阿闍梨を勤めたゲシェー・ソナム師自身の担当で開講された、生起次第と究竟次第を解説するコースです。主なテキストとして、ダライ・ラマ14世法王の講伝録を用いています。
 「ヤマーンタカ 一尊」の行法は、「秘密集会」聖者流に近似した深遠な内容でありながら、簡潔で実修しやすいという特長があります。ゲシェー・ソナム師自身も、三年間の大親近行を実修した際の本尊は、ヤマーンタカ 一尊です。文殊とヤマーンタカの化身であるツォンカパ大師の600年御遠忌にあたり、ヤマーンタカ 一尊を徹底的に修行したゲシェー・ソナム師からその教えを受けるのは、とても素晴らしい御縁だといえるでしょう。ヤマーンタカ一尊の二次第を詳しく学びたい方へお奨めのコースです。現在は、生起次第の眼目となる三身修道について説明しているところです。
※ 本コースは、無上瑜伽タントラの大灌頂を受けている方のみ受講できます。

ヤマーンタカ一尊

17.ヤマーンタカ 一尊の成就法と親近行

〔担当:齋藤保高〕 【オンライン受講・通信受講対応
日曜 午前11時~12時30分 10月25日開講 6箇月コース(R3.3月末まで) 39,000円/6箇月
 ツォンカパ大師600年御遠忌を記念して5月の連休に「ヤマーンタカ一尊」の大灌頂を厳修したのに合わせて開講した、成就法広本と親近行を詳しく学ぶためのコースです。今回の大灌頂では「六座グルヨーガ」に加え、「ヤマーンタカ 一尊成就法」略本の修行も三昧耶(誓約事項)となりましたが、略本を正しく修行するためには、できれば広本についてよく知っておくことが大切です。
 「ヤマーンタカ 一尊」の行法は深遠にして簡潔なため、親近行を実修するのにも大変適しています。本コースでは、大阿闍梨チャンパ・リンポチェ師のもとで講師が親近行を実修した際の記録などをもとに、親近行のやり方や、護摩などの諸儀軌についても説明する予定です。ヤマーンタカ一尊の成就法と関連儀軌を詳しく学びたい方へお奨めのコースです。
※ 本コースは、無上瑜伽タントラの大灌頂を受けている方のみ受講できます。

18.チベット語 応用 NEW!

〔担当:ガワン・ウースン〕 【オンライン受講・通信受講対応
土曜 午後3時15分~4時45分 10月24日開講 6箇月コース(R3.3月末まで) 39,000円/6箇月
 チベット語でチベット文化を学び、内容の濃い会話ができるようになることを目指します。
 本コースは、9月まで土曜に実施していた「チベット語上級」と日曜の「チベット語応用」を合併し、新たに開講するものです。この秋からは、ゲルク派大本山ラプラン・タシーキル寺の大学僧クンタン・テンペー・ドゥンメによる『水樹論』を教材に用いる予定です。
 以前にチベット語を学んだ経験のある方が、再び勉強を始めたいとお考えの場合にも、本コースは適していると思われます。一度実際に見学してみてください(一コース1回は、無料で見学できます)。

※ 「チベット語入門コース」の新規開講を検討しておりましたが、語学入門コースの場合、やはり教室へ実際に出席していただかないと十分な指導ができません。新型コロナの流行が完全には収束していない状況で、受講者のお立場によっては教室への出席が困難であったり、もしも今後事態が大巾に悪化すれば、一時的に教室での講義を取りやめ通信受講等で対応せざるを得ないケースも想定されます。そのため、改めて役員で協議致しました結果、来年以降に延期させていただくことになりました。御迷惑をおかけして、大変申し訳ございません。


東京センター定期講習受講申込み

インターネットで受講のお申し込みができます。
受講申込 ←このボタンを押し、フォームに必要事項を御記入のうえ、送信してください(受講科目名の記載を忘れないよう御注意願います)。
受講申し込みの後、受講費を納付なさってください(分割・延納もできます)。
ポタラ・カレッジ東京センターの窓口で直接納付していただくか、
1.三菱UFJ銀行 神田駅前支店 普通 2405078 チベット仏教普及協会
2.郵便振替 00170-9-29701 チベット仏教普及協会
宛てに御送金いただくこともできます(領収書は、直近にお送りする御案内に同封します)。

受講の相談と無料体験について

「どの科目を、どんな順序で受けたらよいのか分からない」、「内容をもっと詳しく知りたい」、「予備知識がなくても大丈夫?」…。そんな疑問や質問のある方は、お気軽に御相談ください。メール(info@potala.jp)で受講相談できます。本サイトのお問い合わせフォームを御利用いただくこともできます。こちら
また、東京センターの6箇月コースについては、一科目1回無料で体験することができます(「灌頂受法者」等の受講条件があるコースは、無料体験の場合もその条件を満たしている必要があります)。講義の内容や講師の教え方を実際に体験してから、受講するかどうか決めることが可能です。無料体験は、オンライン受講や通信受講もできます。

入会について

東京センターのコース方式の科目を受講する場合は、ポタラ・カレッジの会員(準会員・正会員・賛助会員のいずれか)になっていただきます。未入会の方は、入会の手続きも併せてお願いします。本サイトからでも可能です。こちら
上記の無料見学は、会員でなくても可能です。

受講費の割引と分割延納について

東京センターの6箇月コースを同一期間に3科目以上受講する場合、受講費を割り引き致します。3科目めは2割引、4科目めは3割引、5科目め以降は4割引となります。各科目の受講費が異なる場合、金額の高い方から順に大きい割引の対象とします。これは、勉強と修行に努力・精進なさっている方の経済的な負担を、少しでも軽減するための措置です。
また、6箇月コースの受講費を開講時に一括納付するのが難しい場合は、分割延納することも可能です。その場合、半額を12月末まで、残りの半額を2021年3月末までに納付していただくことになります。

教室での新型コロナ感染防止対策

体調がよくないとき(熱がある、強い頭痛がする、激しい咳がでる、極度の倦怠感がある、息切れがする、味覚や嗅覚に異変があるなど、普段と異なる症状が感じられるとき)は、教室への出席を見あわせてください。オンライン受講や通信受講の対応が常時可能です。
② 入室時に、非接触型温度計で検温し、37.5℃を超えている場合は、御参加を見あわせていただきます
入室時に、手指の消毒をお願いします。
④ 教室内では、常時マスクを着用してください(お持ちでなければ支給します。なので、もし出かけるとき忘れていても大丈夫です)。
⑤ 受講者用の長机は、各クラスごとに消毒します。
⑥ 長机には、お1人か、多くても両端に2人掛けとし、3人掛けは避けてください。
⑦ 講義中の講師は、マスクの着用が困難なため、その代わり講師机に透明アクリル板を設置してあります。これは、受講者席への飛沫を防止する、つまり受講者の方々を守ることが主な目的なので、不格好ですけれど御理解いただければと思います。
⑧ 入口のドアは、講義中原則として常時開放します。入口、給湯室、お手洗いのドアノブ等は、定期的に消毒します。
以上、受講者の皆様には御不便をおかけしますが、何卒御理解・御協力を賜わりますよう、よろしくお願い致します。とりわけ、上記の①~④は、他の受講者の方も、それらが守られることを前提として、教室へ出席するかどうかを判断なさっているわけですから、この点を是非とも御理解いただきたいと思います

オンライン受講と通信受講

定期講習に出席できない遠方の方、お忙しい方に配慮し、ポタラ・カレッジでは、2010年から「通信受講」を正式に行なっております。こうした経験を生かし、新型コロナの流行状況が悪化して教室での講義を取りやめた期間は、全面通信受講方式で対処することができました。
また、今年の夏季休講明けからは、教室での講義をZoomで同時配信する「オンライン受講」の試行を開始し、今期から正式に実施することに致します。今後も様々な工夫を重ね、少しでも受講者の方々にとって便利になるよう心掛けたいと思います。

(1)オンライン受講の方法
オンライン受講は、教室での講義をZoomで同時配信するやり方です(そのため「通信受講専用コース」には、オンライン受講の取り扱いはありません)。御自宅等に居ながら、リアルタイムで講義に参加でき、講師との質疑も可能です。
講義の大体2日前ぐらいに、その科目の受講者全員(当方でメールアドレスを把握していない方を除く)へ、Zoomの招待URLとパスコードを記した御案内メールを一斉送信します。配付資料等があらかじめ分かっていたら、それもこのメールに添付します。
受講者の方は、当日の講義時刻になったら、パソコン等で招待URLを実行(クリック、タップ)し、パスコードを入力してください(当該機器でZoomを初めて利用する場合は、このときアプリがダウンロードされるはずです)。これだけで、Zoomの画面が立ちあがり、オンラインで講義に参加できます。

下記(2)通信受講のうち、③のダウンロード方式を御利用いただくために、ダウンロード用URLとパスワードをお知らせする御案内メールを、講義の数日後に受講者全員へ一斉送信します。つまり、受講者の方は、原則として、講義の前と後に、オンラインとダウンロードの御案内メールを受け取ることになります(現在使っていらっしゃるメールアドレスを知らせていただくためにも、オンラインやダウンロードを御利用予定の方は、なるべくこのページ内の申込フォームか、またはEメール info@potala.jp で受講お申し込みをなさってください)。
こうしたやり方だと、当日にオンライン受講して、聞き逃した箇所や不明な点、或は配付資料が揃っていないケースなどがあったとき、後からダウンロードで補完するという方法が可能になります。
さらに、ダウンロードできる期間が過ぎてしまったり、長期の不在や多忙などで対応しきれない場合は、後日にまとめて②USBメモリへ録音データを入れるなどの方法が可能です。
そうした事柄は、普段教室に出席されている方にも当てはまります。受講者の方は、様々な選択肢を自由に組み合わせ、御自身の状況に合ったやり方で学修を続けることができます。

(2)通信受講の方法
通信受講では、講義を録音した音声ファイル(MP3形式)を、次の①~④の方法で提供します。MP3は汎用性の高い音声データで、パソコンや多くのCDプレーヤーで再生可能です。但し、音楽用のCDとはデータ形式が異なるため、一部のCDプレーヤーでは再生できないこともあります。
録音と併せて、各科目の必要性に応じ、テキスト、資料、画像、講師のメモ書き(板書に相当)、動画なども提供します。
① CD-Rディスクに2週間分のMP3音声データを入れ、資料等とともに、原則月2回郵送します。
② 御自分で用意したUSBメモリを当方へ郵送していただき、それにMP3音声データを入れて、資料等とともに返送することもできます。やり取りする頻度は、受講者のペースで自由にできます。
③ 大容量ファイル転送サービスを利用し、MP3音声データを毎週ダウンロードできるようになりました。ダウンロードを案内するメールに、資料等は添付します(大きいものは、別途郵送します)。これは、前の期から正式に実施している方法で、①や②より早く録音等を入手できます。
④ 上記3つの方法で対応しにくい方は、メールで御相談ください。なるべく個々の御事情に配慮し、柔軟に対処したいと思いますので、遠慮なくおっしゃってください。
ポタラ・カレッジの通信受講は、録音の提供だけに終わってしまわないようにするため、受講者からの質問をEメールや郵便等で受け付けます。回答は、授業の中で行ないます(文書による回答は原則として行ないません。個人的な内容の場合は、後日電話で講師が回答します)。

個人教授と講師派遣

定期講習やその他の行事に支障のない範囲で、個人教授を行なうことも可能です。場所は原則として東京センター、時間帯はほぼ平日の午後になります。個人教授の場合、漠然と「チベット仏教を学びたい」というようなことよりも、具体的に学びたいテキストや内容が特定されているほうが対応しやすいです。内容や来られる曜日によって担当講師を決めたうえで、毎回の日時は担当講師と直接相談して決めます。費用は、原則として1時間あたり3,000円です(二人以上の場合は、一人1時間あたり2,000円)。
また、様々な団体等が主催する講演会や勉強会などに、講師を派遣することも可能です。定期講習や諸行事に支障のない範囲というのが原則ですが、若干の調整は可能な場合もありますので、まずは電話やメール等で御相談ください。


Ⅱ.大阪教室 (2021年1月からは京都教室)

大阪教室は、2016年4月から全てクンチョック・シタル師が担当しています。
毎月原則第4日曜に、下記の2科目を実施します。
2020年12月までの実施予定日は、10月25日(日)、11月22日(日)、12月20日(日)、会場は大阪の應典院です
2021年1月から3月までの実施予定日は、1月10日(日)、2月28日(日)、3月28日(日)、会場は京都の明覺寺会議室となります

大阪教室の会場2020年12月まで
應典院おうてんいん); 大阪市天王寺区寺町1-1-27
(TEL.06-6771-7641) 地図
日本橋駅8番出口より東へ歩7分。谷町九丁目駅、上本町駅3番出口より西へ歩8分
※ 大阪教室の講習内容についてのお問い合わせ電話は、会場の應典院ではなく、ポタラ・カレッジ東京センター(TEL.03-3251-4090)へお願いします。

京都教室の会場2021年1月から
明覺寺めいかくじ)会議室; 京都市下京寺区平野町781 (TEL.075-361-3150) 地図
JR京都駅烏丸口より徒歩7分、地下鉄烏丸線五条駅より徒歩7分
※ 京都教室の講習内容についてのお問い合わせ電話は、会場の明覺寺ではなく、ポタラ・カレッジ東京センター(TEL.03-3251-4090)へお願いします。

1.真言道次第広論 第十一品 - 無上瑜伽タントラ総論

〔担当:クンチョック・シタル〕
午前11時~午後1時 受講費3,000円/1回、13,000円/6回分前納
 ツォンカパ大師の密教の主著として名高い『真言道次第広論(ガクリム・チェンモ)』のうち、無上瑜伽タントラの総論を説く第十一品について解説します。その中では、無上瑜伽タントラ大灌頂を受けた後に最初の課題となる三昧耶と律儀の保持(「六座グルヨーガ」に相当する内容)、生起次第と究竟次第を聞と思によって学ぶ方法、生起次第と究竟次第の両方を修習する必要性とその順序などを学ぶことができます。こうした知識は、「成就法」など生起次第の具体的な実践を裏づける理論として、是非知っておきたい内容です。無上瑜伽タントラの入門としてお奨めのクラスです!

2.前行 - 金剛薩埵

〔担当:クンチョック・シタル〕〕 NEW!
午後2時~4時 受講費3,000円/1回、13,000円/6回分前納
 「前行」とは、チベット語で「グンド」といい、本格的な密教の門へ入るために必要とされる準備段階の修行です。一般には、①帰依と菩提心、②金剛薩埵の浄化法、③曼荼羅供養、④グルヨーガの四者を前行の内容としています。今回は、「金剛薩埵の浄化法」の行法を伝授し、瞑想を実践します。これは、金剛薩埵父母尊を本尊として百字真言を念誦し、懺悔によって悪いカルマを浄化する内容です。この秋から新規開講、チベット仏教の実践修行や瞑想に関心のある方へお奨め!
◎『チベット密教 瞑想入門』(ゲシェー・ソナム・ギャルツェン/法蔵館)をテキストに用います。

大阪教室の受講費割引き

1クラス6回分を初回または2回めまでに前納する場合、13,000円となります。
1回単位で受講し、結果として6回出席しても、割引にはなりません。

大阪教室定期講習受講申込み

インターネットで受講のお申し込みができます。
受講申込 ←このボタンを押し、フォームに必要事項を御記入のうえ(受講科目名の記載を忘れないよう御注意願います)、送信してください。
受講費は、当日会場で納付なさってください。


講師紹介

ゲシェー・ソナム・ギャルツェン・ゴンタ (主任講師)

1955年、チベット本土のティンリ村に生まれる。中国のチベット侵攻により、少年期にインドへ亡命。'73年より、ダライ・ラマ法王仮宮殿のお膝下に新設されたダラムサラ仏教論理大学で、チベット仏教の伝統的な学問と修行を積む。'83年に来日。日本仏教を学び、比較研究を行なう。'92年、大正大学大学院文学研究科博士課程(仏教学専攻)満了。ダライ・ラマ法王日本代表部事務所(チベットハウス)文化交流担当となり、'98年まで勤務。現在、チベット仏教普及協会(ポタラ・カレッジ)会長。照光精舎宗教文化研究所研究員。'96年、ゲルク派大本山デプン寺ロセルリン学堂にて、「ゲシェー」(仏教哲学博士)の学位を取得する。2011年秋から三年間の大親近行(密教の集中的な瞑想修行)に入り、’14年秋に付加行の護摩を伴い満願。

クンチョック・シタル (主任講師)

1952年、チベット本土のリラ村に生まれる。インドへ亡命の後、'73年よりダラムサラ仏教論理大学で学修。'83年、ソナム師とともに来日。共同で様々な研究活動に携わり、'92年に大正大学大学院文学研究科博士課程(仏教学専攻)を満了。ダライ・ラマ法王日本代表部事務所文化 交流担当となり、'98年まで勤務。現在、チベット仏教普及協会副会長。智山伝法院非常勤講師。

ガワン・ウースン・ゴンタ (専任講師)

1965年、ネパールの亡命チベット人社会に生まれる。ニンマ派のザ・ルンブ寺に入門し、'80年よりダラムサラ仏教論理大学で学修。卒業後さらにニンマ派の伝統的な修行を積み、'95年に来日。'98年まで、立正大学仏教学部研究生。日本仏教を学ぶ傍ら、チベット語や僧院教育基礎課程の指導に従事。現在、チベット仏教普及協会専任講師。立正大学法華経文化研究所研究員。

齋藤保高 (講師)

1959年、東京都生まれ。'82年、早稲田大学政治経済学部卒業。図書館勤務などを経て、'92年から'98年まで、ダライ・ラマ法王日本代表部事務所広報担当。現在、チベット仏教普及協会事務局長。'89年以来、ソナム、クンチョック両師のもとで、チベット仏教の基本を学び実修。大本山デプン寺ロセルリン学堂の大阿闍梨チャンパ・リンポチェ師のもとで、「秘密集会」二次第や「ヤマーンタカ」を中心に密教を学修。また、ギュトゥー寺のゲン・ゲドゥン大阿闍梨やゲシェー・ララムパ・ケートゥプ・ノルサン師から、無上瑜伽タントラ三大本尊の伝授を受法。チベット語仏典の和訳や、チベット仏教に関する執筆活動を手がける。

a:3813 t:2 y:1